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89クリアし高跳び優勝、イシンバエワ氏引退宣言も撤回

89クリアし高跳び優勝、イシンバエワ氏引退宣言も撤回

Posted August. 15, 2013 03:57,   

第14回世界陸上競技選手権モスクワ大会の真の主人公は、世界最速のボルト(27=ジャマイカ)ではなく、「美女鳥」エレーナ・イシンバエワ(31=ロシア)だった。

女子棒高跳びの決戦が行われた14日、モスクワのルジニキスタジアムは、5万6000人あまりの観客で埋め作らされた。ボルトの男子100メートル走決戦が行われた11日(5万3000人)より大勢の観客がイシンバエワの競技を見るため、スタジアムに足を運んだ。競技開始前から彼女の姿が大型モニターに映し出されると、熱狂的な歓呼が沸いた。

相当緊張した表情をした彼女は、1回目で4m65に挑戦したが失敗した。だが、その後4m75、4m82、4m89を次々とクリアし、笑みを取り戻した。ライバルのジェニファー・サー(米国)とヤリスレイ・シルバ(キューバ)が4m89に失敗し、イシンバエワの優勝が決まった。

観客が立ち上がって彼女の名前を連呼する中で、自信が打ち立てた世界記録5m06より高い5m07に挑戦した。3回目まで全部失敗に終わったが、観客は帰ってきた「美女鳥」の名を呼びながら、復活を歓迎した。

今回の優勝で、2007年の大阪大会以来の6年ぶりで、世界選手権通算3度目の金メダルを首にかけた。とくに、最盛期は過ぎたとの見方を裏切って勝ち取った優勝だけに喜びもひとしおだった。世界記録を28回も更新して棒高跳びの女王と呼ばれたが、2009年ベルリン大会(失格)以降、下り坂に向かった。5mの壁を6回も越えていた彼女だが、最近は4m80を越えるのも簡単なことではなくなった。結局、先月末、今大会を最後に引退することを宣言。

イシンバエワは、競技が終わった後、「私が棒高跳びの女王よ」と言って笑った。引退については「引退ではなく、休憩に過ぎない。来年に子供を産んだ後、2016年のブラジル五輪に出場する」と言って引退宣言を撤回した。