Go to contents

北朝鮮の祖平統、「朴大統領も少ない親北発言」

北朝鮮の祖平統、「朴大統領も少ない親北発言」

Posted June. 28, 2013 09:45,   

北朝鮮の対南機構である祖国平和統一委員会(祖平統)は27日に発表した緊急声明で、「国家情報院の2007年の第2回南北首脳会談の会議録公開」を激しく非難した。24日に会議録が公開されて以来3日ぶりに沈黙を破って初めて示した反応だ。

祖平統は、「傀儡保守輩党が我々の承認も得ないで一方的に首脳面会談話を公開したのは、我々の最高尊厳に対する愚弄で、対話相手に対する厳重な挑発だ」とし、「傀儡輩党は、全民族の呪いと糾弾の中で最もは恥辱的な破滅を免れないだろう」と非難した。

また「今回の談話録公開は大統領府の現当局者の承認を抜きにして行われたはずがないことは明らかだ」とし、「傀儡保守輩党は情報院(国家情報院)の大統領選挙介入事件が明るみに出てことで政権の存立基盤が揺さぶられると、これを抑え付けようと談話録を電撃的に公開する醜態を演じた」と主張。さらに「同族間対決に狂い暴れた李明博(イ・ミョンバク)も首脳面会談話録だけは、さすがに公開できなかった」と加えた。

祖平統は、「正直、『従北』を問題視しようとするなら、歴代の傀儡当局者として、これまで平壌(ピョンヤン)を訪問した者は、誰も例外ではないだろう」とし、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の2002年の訪朝を、今回の騒ぎと結ぶつける考えがあることを仄めかした。

北朝鮮は、祖平統の公開質問状で、朴大統領の訪朝に触れ、「将軍様(故金正日総書記)を表敬して、平壌市の各所を見学しながら、少なくない親北発言をしている。南側の現前職の当局者と国会議員の平壌での行為と発言を全部公開することもできる」と威嚇した。

祖平統は同日、「わが軍隊と人民は傀儡保守輩党の今回の妄動を決して容赦しないだろう」と主張した。会談録公開を今後の南北関係で緊張を作る際の口実に使う狙いがあるものと見られる。

北朝鮮の非難と威嚇に対して、韓国政府は一々対応しない方針を明らかにした。政府当局者は同日、記者団に対し、「北朝鮮が予想範囲の反応を見せたのではないか」と言い、「内部検討を行った結果、政府としては声明発表などの公式対応をしないことにした」と話した。しかし同当局者は、「政府は、北朝鮮がこのような威嚇的言動をすることに対し、遺憾に思っている」と批判した。