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中国海賊、北朝鮮領海で漁民殺害して漁船強奪

中国海賊、北朝鮮領海で漁民殺害して漁船強奪

Posted March. 05, 2013 03:32,   

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北朝鮮の西海(ソヘ)沖で中国の海賊船が頻繁に出没し、北朝鮮漁民を殺害しては船舶を奪っていているという証言が出た。2009年には北朝鮮軍人も銃で殺害し、中朝両国が神経戦を繰り広げた経緯があるという。

西海沖で中国と海上貿易をして2年前に脱北したカン・ソンヒョン氏(仮名)は、「北韓改革放送」とのインタビューで、中国海賊が猛威を振るっている北朝鮮西海沖の実態を告発した。北朝鮮領海に海賊が現れ、北朝鮮軍人まで殺害したという証言は初めて。同放送は、近くカン氏のインタビュー内容を放送する予定だ。同放送は、脱北者たちが運営する北朝鮮向けのラジオ放送。

カン氏は、「平安北道(ピョンアンブクト)の鉄山(チョルサン)半島沖が海賊たちが最も多く出没するところで、彼らは品物を略奪しながら漁民を殺しては船を奪って逃げている」と話した。中国では兵器が数百ドルで闇取引され、海賊が武装するのに困難がないとされる。

海賊が北朝鮮漁船を奪うのは、その船がいずれも中国製であるため良い値段で売れるからからだ。北朝鮮漁民たちは、中国から80馬力の中古漁船は3万ドル(約3250万ウォン)、54馬力の漁船は1万5000ドルで買っている。中国海賊は奪った船を第三国や、甚だしくは北朝鮮に再び売ることもあると、カン氏は話した。

中国海賊が猛威を振るっていても北朝鮮は、これを制圧できずにいる。老朽化した北朝鮮警備艇が海賊船を追跡できないからだ。海賊船は、俗称「ポロレギ」と呼ばれる5トン級の双発エンジンの船だという。



zsh75@donga.com