Go to contents

朴槿惠氏、北朝鮮核問題で与野党に緊急会合を提案

朴槿惠氏、北朝鮮核問題で与野党に緊急会合を提案

Posted February. 07, 2013 03:42,   

한국어

朴槿惠(パク・クンヘ)次期大統領が6日、北朝鮮の核実験に関連して与野党の執行部に緊急会合を提案した。民主統合党(民主党)は「意味ある提案だ」として会議に応じる考えを示したものの、会合参加者については異議を差し挟んだ。

朴次期大統領の趙允旋(チョ・ユンソン)報道官は同日、ソウル鐘路区三清洞(チョンログ・サムチョンドン)の大統領職引継ぎ委員会の共同記者会見場で開かれた記者ブリーフィングで、「北朝鮮の核実験脅威によって韓半島の安保が深刻に脅かされている」とし、「朴次期大統領は北朝鮮核問題と韓半島安保状況について与野党が話し合う緊急会合を提案する。できるだけ近日に集まることを希望する」と述べた。

趙報道官は、同会合に黄祐呂(ファン・ウヨ)セヌリ党代表と文喜相(ムン・ヒサン)民主党非常対策委員長、国会外交通商統一委員会(外通委)委員長の安鴻俊(アン・ホンジュン)セヌリ党議員、外通委のセヌリ党側の鄭文憲(チョン・ムンホン)議員、民主党の沈載権(シム・ジェグォン)議員、引継ぎ委外交国防統一分科の金章洙(キム・ジャンス)幹事、尹炳世(ユン・ビョンセ)同分科委員が参加することを希望した。

また趙報道官は、「安全保障に関する問題に与野党の区別などない。安保情勢を与野党が共に協議しなければならないというのが朴次期大統領の認識だ」とし、「今朝(6日)、(朴次期大統領が)『緊急会議を提案したい。(与野党と)話し合いたい』と述べた」と伝えた。

民主党の朴用鎮(パク・ヨンジン)報道担当は、「北朝鮮が核実験を予告している状況下で、韓半島を取り巻く安保情勢について国民の不安感が高まっている時期でもあり、朴次期大統領の提案は意味がある」と評価した。しかし、民主党は引継ぎ委分科委員と外通委幹事が参加することには否定的な反応を見せた。

セヌリ党政策委議長を兼ねている陳永(チン・ヨン)引継ぎ委副委員長は、民主党側と緊急会合の時期や進め方、参加者などをめぐって調整に入った。北朝鮮の核実験が秒読みに入っただけに会合は近日中に実現するものと見られる。

一方、鄭承兆(チョン・スンジョ)合同参謀本部議長(陸軍大将)は同日、「北朝鮮が核兵器で攻撃してくる兆候がキャッチされたら、自衛権を発動し、戦争になることを覚悟してでも先制打撃する」と話した。

鄭議長は同日、国会国防委員会全体会議に出席し、「全面戦争を覚悟して北朝鮮が核を使用できないようにする意志があるか」という劉承旼(ユ・スンミン)国防委員長(セヌリ党議員)の質疑に対し、このように答弁した。鄭議長は、「北朝鮮の核兵器の使用意図と兆候が確実だったら、やられてから戦争をするより(先に)取り除くのが重要だ」と話した。劉委員長が「北朝鮮への先制打撃は全面戦争に発展する可能性が高い」と指摘したことに対しては、「先制打撃をするからと言って、必ずしも全面戦争につながるとは限らない」と答えた。



egija@donga.com