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[社説]「近い人だけを使うな」という劉承旼議員の苦言

[社説]「近い人だけを使うな」という劉承旼議員の苦言

Posted January. 03, 2013 03:09,   

与党セヌリ党の劉承旼(ユ・スンミン)議員は最近、嶺南(ヨンナム)日報とのインタビューで、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領当選者が最も念頭に置かなければならないこととして、人事、政策、疎通を挙げた。劉議員は人事について、「有能な人を、土の中の真珠を発掘しなければならない。親しい人、近い人を中心に選んではならず、1人で人事をしてもいけない。人事は検証も必要だが、検証前に立派な人材を探すことが重要だ」と述べた。一時、朴氏の最側近だった親朴系の核心として誰よりも朴氏をよく知る劉議員の苦言なだけに、その意味を噛みしめなければならない。

人事が万事という理由も、劉議員が人事の次に強調した政策と疎通が決して人事と無関係ではないためだ。政策も疎通も結局、人を通じてなされる。良い政策を生み出し、国民との疎通に役立つ人物を選んでこそ、良い人事と言える。

引き継ぎ委員会の人事に対して、朴氏が自分と近い人物や周囲の人を中心に人事をしたという批判が提起されている。劉議員がなぜ「近い人を中心に選んではならず、1人で人事をしてもいけない」と言ったのか理解できる。劉議員はさらに、良い人事と評価されている金容俊(キム・ヨンジュン)引き継ぎ委員長に対しても、「無色無臭だ。引き継ぎ委を親政体制にすれば、誤った方向に行っても忠告する参謀がいなくなる」と指摘した。一時は劉議員は朴氏の至近距離にいたが、今は疎遠になったと言われており、それゆえ自由に正しい発言ができる。

人物に対する批判対象は、ユン・チャンジュン引き継ぎ委報道担当と青年特別委のハ・ジウォン、ユン・サンギュ委員が代表的だ。過去の暴言や不正、不公正行為といった前歴が人事発表の後に明らかになった。この程度の前歴は検証の基礎に属する。一言でいって、検証を十分にせずに人選したという話にしかならない。「密室人事」という批判が出るのも無理はない。

朴氏は間もなく、引き継ぎ委員など引き継ぎ委を実際に率いるメンバーの人事をしなければならず、首相、閣僚、権力機関長など政府の主な構成員に対する大々的な人事も控えている。朴氏は人事の重点を公平と専門性に置いているという。反対勢力を包摂する国民統合と成功的な国政遂行を意識した布石だ。適切な人物を探すには、目を周囲から外に向け、幅広い人材プールを活用しなければならない。いくら適切で有能な人物だとしても、道徳性に決定があれば、良い人事とは認められないため、欠点のない人物を探すことが重要だ。それには、これまでの閉鎖的な人事スタイルから抜け出さなければならず、検証システムも徹底的に稼動しなければならない。権力の花火に向かって集まる「蛾」も警戒しなければならない。

引き継ぎ委のユン報道担当は2日、「引き継ぎ委員の任命は必要な手続きのため時間がもう少しかかる」とし、「引継ぎ委員として適格かどうかを確認する手続きが必要なためだ」と明らかにした。引き継ぎ委の初期の人事でスタイルが崩れたため、引き継ぎ委員の人選に対する朴氏のプレッシャーは大きいだろう。朴氏は、成功的な国政運営に向け、良い人事を国民の前に示さなければならない。