検事セックススキャンダル事件と関連した女性の写真を流出したと疑われる検事2人ら検察の関係者6人のリストを検察から渡してもらった警察が、14日、事件関連資料を追加的に検察に要請した。
警察は、「検察から渡してもらった資料には警察の『電子捜査資料票(E−CRIS)』システムに接続して、女性被疑者Aさんの写真をキャプチャーした検察の関係者がどうやってAさんの個人情報を入手してこのシステムに接近したかが記されていない」とし、「彼らが誰に写真を送ったのか、『写真ファイルを外部へ流出した情況がない』と検察が判断した根拠が何なのかも定かではない」と話した。警察は追加資料を渡してもらい次第、検事2人に対して召喚を通報するなど、本格的な捜査に乗り出す方針だ。
検警によると、仁川(インチョン)地検の富川(ブチョン)支庁のある検事は、直接「E−CRIS」に接続して、Aさんの写真ファイルを作った後、同僚検事6人にこのファイルを転送した模様だ。また、議政府(ウィジョンブ)地検のある検事は、写真を閲覧した後、実務官に「写真ファイルを作ってもらいたい」と頼み、この過程に他の実務官1人と捜査官1人も関わったとされている。
検察が警察に通報した検察関係者6人のほかにも、検事8人を含めた検察の関係者19人がAさんの写真を閲覧したことが分かり、大々的な懲戒が避けられない見通しだ。彼らが写真を他の人に流出していなくても、業務と関係なく写真を閲覧していたら、懲戒対象になる。また、写真を渡してもらって再転送した検察の関係者も懲戒を避けられない見通しだ。最高検察庁監察本部は、写真ファイルを転送してもらった検察の関係者の中で外部流出者がいないか引き続き調査している。
一方、最高検察庁監察委員会は14日全体会議を開いて、女性被疑者と性的関係を結んだチョン某検事を収賄の容疑で不拘束起訴するよう勧告した。監察本部はこれを受け入れて、16日、チョン検事を起訴する方針だ。
ceric@donga.com






