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次期米下院外交委員長のロイス議員「北朝鮮ミサイル発射時は資金源を封鎖」

次期米下院外交委員長のロイス議員「北朝鮮ミサイル発射時は資金源を封鎖」

Posted December. 07, 2012 07:33,   

「北朝鮮が兵器を輸出し、長距離ミサイル発射実験を行う不法行為を継続する場合には、資金源を絶たなければなりません。北朝鮮が近日にミサイルを発射したら、議会レベルで北朝鮮の資金源を封鎖するため、財務長官と協議を行うつもりです」

米下院の次期外交委員長に選出されたロイス議員(写真)は5日、本紙の電話インタビューに応じ、「北朝鮮の核拡散は世界平和と安全に重大な脅威だ」とし、「米財務省が05と06年、マカオのバンコ・デルタ・アジア(BDA)を通じた制裁で、北朝鮮政権にドルが入り込むのを遮断する効果を得ただけに、今回は議会レベルでイランへの制裁を法制化する案を講じる」と話した。

イリアナ・ロス・レイティネン外交委員長の後任で113期下院が始まる来年1月3日に任期が開始するロイス議員は、「今は北朝鮮体制を圧迫するべき時点だ。北朝鮮の厳しい人権状況に引き続き注目し、北朝鮮の人権を改善するために、中国に働きかける」と話した。

——下院の外交委員長として対北朝鮮政策の方向をどう考えているのか。

「北朝鮮の厳しい人権状況と不法的な核プログラムに集中する計画だ。北朝鮮で不法兵器を積んだ飛行機や船がシリアとミャンマーへ向かうのを我々は今も目撃している。ミサイル発射実験も進めている。金正恩(キム・ジョンウン)体制が変わっていないことを示すシグナルだ」

——北朝鮮がミサイルを発射したら、下院外交委はどのような措置を取るのか。

「北朝鮮の住民は飢餓に苦しみながら飢死しているのに、北朝鮮は数億ドルを長距離ミサイル発射に使っている。私はオバマ大統領に対して、北朝鮮政策は力や創意力、焦点が無くてはならないと促した。BDA制裁は北朝鮮に大きな打撃を与えた。北朝鮮は今もドルが絶対的に必要だ。今、北朝鮮の資金源を絶って圧迫しなければならない。この取り組みにはエネルギーと創意力が要る。議会レベルで財務省と北朝鮮の資金源封鎖に向けて協議する」

—オバマ政権2期目で北朝鮮との関与(engagement)に乗り出したら、どうするつもりか。

「対話のチャンネルは常にオープンしておかなければならない。北朝鮮と核拡散関連の不法活動について話し合うこともできるし、不満を聞くのも可能だ。しかし、何も得られないまま『アメ』を与えるための交渉は絶対に賛成しない」

—(金大中、盧武鉉政府の)対北朝鮮太陽政策を強く批判してきた理由は?

「太陽政策は北朝鮮にいかなる太陽も与えなかった。10年間、野蛮的で危険な北朝鮮政権に数十億ドルを与えただけだ。北朝鮮が核プログラムを放棄していないことや、20万人に達する北朝鮮政治犯の厳しい状況を考慮しなかった」



yhchoi65@donga.com