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外交部、中国収監の韓国人全員に領事面談実施へ

外交部、中国収監の韓国人全員に領事面談実施へ

Posted August. 01, 2012 06:10,   

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北朝鮮人権運動家の金永煥(キム・ヨンファン)氏がマスコミとのインタビューなどで、中国で受けた電気拷問などについて初めて暴露し、金氏への拷問を巡る韓中間の外交摩擦が新たな局面に突入した。金氏は30日、東亜(トンア)日報に対し、殴打や電気拷問の具体的な情況について詳しく証言したうえで「(私を)拷問した人の顔をはっきりと覚えている」と話し、積極的に対応する考えを明らかにした。

金氏は31日にも東亜日報の電話取材に対し、「中国でどのような対応ができるのか弁護士の諮問を受ける予定だ」とし「中国裁判所に民事・刑事上の責任を問う方法を検討している」と話した。金永煥釈放対策委員会のチェ・ホンジェ代弁人も、「中国がわれわれの真相究明要請に誠意ある態度を示さなければ、金氏の調査に参加した中国人調査官と金氏との対面質疑や調書の公開などを要請することが可能だろう」と話した。拷問を行った調査官が誰なのかを探し出し、真相の確認を求めるなど具体的な要求で圧力の水位を高める戦略だ。

外交通商部(外交部)も同日、報道官の声明を発表し、中国側に真相調査とそれに伴う謝罪、再発防止を要求した。声明は、金氏が25日の記者会見で拷問を受けたことを公開して6日後に出たものだ。外交部は、「現在中国内に収監されている韓国国民全員に対して追加の領事面談を行い、拷問の有無を把握するなど必要な措置を取る」と明らかにした。

しかし中国政府は同日、金氏に対する拷問や過酷な扱いを否認しており、韓中間の外交摩擦はエスカレートしそうだ。中国外務省報道官室は、「中国の担当部門(国家安全省を指す)は、今回の事件を扱う過程で法に基づいて調査を行った」とし、「韓国人事件に関わった人たちの合法的な権益を保障したし、これに関連した内容を韓国政府に伝えた」とコメントした。



lightee@donga.com koh@donga.com