来年6月から、雪嶽山(ソルアクサン)のクァンモ稜線や智異山(チリサン)・中峰(チュンボン)、月出山(ウォルチュルサン)・天王峰(チョンワンボン)など国立公園7ヵ所に、ロープウェイが設置される。
●国立公園のロープウェイ設置の候補地を確定
環境部は22日、「21日に第93回国立公園委員会を開き、このような内容の『国立公園の索道(ロープウェイ)モデル事業選定を巡る手続案』を議決した」と明らかにした。ロープウェイ建設の候補地は、△智異山(全羅南道求禮郡)の温泉地区〜老姑壇(ノゴダン)の下段部(4.3キロ)、△智異山(全羅北道南原郡)半仙(バンソン)地区〜中峰(6.6キロ)、△智異山(慶尚南道山清郡)中山(チュンサン)観光地〜帝釋峰(チェソクボン)(5.4キロ)、△雪嶽山(江原道襄陽郡)・西面五色里(ソミョン・オセクリ)〜クァンモ稜線(4.7キロ)、△月出山(全羅南道霊巖郡)・気体育公園〜天王峰(2キロ)、△閑麗海上(ハンリョへサン=慶尚南道泗川市)・草養島(チョヤンド)〜角山(カクサン=2.5キロ)。
これらの候補地7ヵ所は、政府の「自然公園でのロープウェイ設置を巡る運営ガイドライン」を下に、環境性や経済性、公益性、技術性の検討を受けなければならない。また、民間専門委員会による精密調査などを経て、来年6月に最終候補地が決まる。
環境部は、「基準さえ満たせば、7ヵ所全てにロープウェイを建設することもできるが、基準に満たない場合は1ヵ所も設置しない」と主張した。これまで国立公園内のロープウェイ建設は、法的には認められなかった。ただ雪嶽山(江原束草市)や内藏山(ネジャンサン=全羅北道井邑市)、鄹裕山(トクユサン=全羅北道茂朱郡)、鷄龍山(ケリョンサン=忠清南道鷄龍市)だけは、環境基準が厳しくなかった1980年代などに短距離のロープウェイが設置された。
しかし、昨年9月、国立公園自然保存地区内にロープウェイの設置距離を延長する内容の自然公園法が改正され、ロープウェイによる最大移動距離は2キロから5キロへと、停留場の高さは9メートルから15メートルへと伸びた。これを受け、雪嶽山大青峯(テチョンボン)や智異山天王峰(チョンワンボン)などへと、長距離ロープウェイを運営し、地域経済を活性化させようとする地方自治体からの申し込みが相次ぎ、政府が審議手続に入った。
●ずさんなガイドライン
同日、候補地7ヵ所と共に公開された「自然公園でのロープウェイの設置を巡る運営ガイドライン」は、ずさんな部分が多く、審議手続きが進むほど、議論が激しさを増すものと見られる。「ガイドラインの主な内容は、△重要生態資源の保存、△主要峰での設置回避、△従来探訪ルートとの連携不可、△経済性検証、△絶滅危機種や原生林の保護など。
問題は、ガイドラインに「主要峰でのロープウェイの設置を避ける」という審議条項を明記していながら、「事業の運営収益などの経済性の検証を受ける」という相反する条項を入れていることだ。
これを反映するかのように、審議基準とは違って、同日発表された7ヵ所の候補地は、智異山老姑壇の下段部、中峰や帝釋峰、月出山天王峰など、その大半が各山の主要峰の周辺だった。雪嶽山のクァンモ稜線も、大駙峯のすぐ隣の地域だ。
環境団体「国立公園を守る市民の会」のチ・ソンヒ活動チーム長は、「環境のため、主要峰を避けるといっておいて、いざ候補地は主要峰だ」とし、「ロープウェイが設置されれば、破壊が激しいだろう」と指摘した。環境部も、「ガイドラインに曖昧なところが多い」と問題を認めた。環境部の金承熙(キム・スンヒ)自然資源課長は、「来年1月にガイドラインを補完する具体的な基準をまとめる方針だ」と話した。
zozo@donga.com






