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[社説]与党非常対策委の成否は非朴と外部人材にかかっている

[社説]与党非常対策委の成否は非朴と外部人材にかかっている

Posted December. 17, 2011 07:52,   

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与党ハンナラ党の刷新を主導する非常対策委員会が朴槿恵(パク・グンヘ)委員長を中心に19日に公式発足する。非常対策委は、党創立を越える刷新案を模索し、来年4月の国会議員総選挙まで党を陣頭指揮する役割を担う。朴元代表は、06年6月に党代表を退いて以降、5年6ヵ月ぶりに再び公式に党の先頭に立った。危機に直面したハンナラ党の命運が朴元代表のビジョンと選択にかかっている。

「朴槿恵非常対策委」が成功するかどうかは、非常対策委員の人選で最初の試験を受ける。多くの国民は非常対策委がどんな人物で構成されるのかを見て、ハンナラ党に希望または絶望を感じる可能性が高い。非常対策委員の面々が持つ象徴性は仕事中心という実用を越える意味がある。そのような点で、ありふれた狭い人材集団の非常対策委が登場するなら、国民はハンナラ党に食傷して背を向けるだろう。

非常対策委が朴元代表の私組織ではなく、名実共に党刷新の指令塔になるには、それこそ幅広い人材を布陣しなければならない。それがハンナラ党の信頼回復の第一のボタンだ。次期大統領候補戦で朴元代表と争うかもしれない金文洙(キム・ムンス)京畿道(キョンギド)知事、鄭夢準(チョン・モンジュン)元代表、李在五(イ・ジェオ)前特任長官まで包摂する必要がある。実力と人格を兼ね備えた外部の人材にも門戸を開かなければならない。中道右派で新党創党を推進している朴世逸(パク・セイル)韓半島先進化財団理事長のような人物にも手を差しのべる必要がある。非朴と外部の人々をどれだけ包容するかに非常対策委の成敗がかかっているといっても過言ではない。

派閥の葛藤は完全に吹き飛ばさなければならない。親朴(親朴槿恵)系は来週予定された派閥解体宣言を機に模範を示す必要がある。親李(親李明博)系は、非常対策委の体制の足を引っ張ることは警戒しなければならない。朴元代表は代表だった05年に、党改革を担う革新委員会委員長に自分に批判的だった洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員を任命した。洪委員長が17人の革新委員を任命した時、親朴の人物は2人だけで、洪委員長の革新案に対して親朴系の反発が強かったが、朴代表は快く受け入れた。今、朴委員長はあの時の精神に戻ってこそ、党の信頼を回復することができる。

ハンナラ党非常対策委は、野党民主党と親盧(親盧武鉉)主導で16日に公式発足した民主統合党と激しい刷新競争をするほかない。党の体質と人的、政策的刷新を通じて、国民に真正性を示し、感動を与えることで、どちらがより信頼を得ることができるだろうか。