米国が、06年7月4日の米国独立記念日に発射された北朝鮮の長距離ミサイル「テポドン2号」の発射が米国に向けられた場合、直ちにミサイルで迎撃する考えだったことが明らかになった。しかし、北朝鮮のミサイルが発射後42秒で落ち、迎撃ミサイルは発射されなかった。
ブッシュ政権で国防長官を務めたラムズフェルド氏は、8日に発売された回顧録『知っていることと知らないこと(Known and Unknown)』で、ブッシュ大統領に北朝鮮のミサイル「テポドン」の迎撃命令の権限を委任されていたことを明らかにした。
同氏は、「独立記念日の午後、休暇先で車を止め、任務中のティモシー・キーティング米北部司令官や、ジェームズ・カートライト米戦略司令部司令官と通信網で連絡を取った」と明らかにした。さらに、「司令官らは『北朝鮮が長距離ミサイル『テポドン2号』をたった今、発射し、発射の軌道が米国に向かっていると判断された場合、迎撃ミサイルの発射準備命令を下さなければならない』と話した」とし、「ミサイルを迎撃する場合、北朝鮮の報復行動を招くと判断した」と付け加えた。
氏は、「ミサイルが発射されるまで、北朝鮮がミサイルのターゲットをどこに定め、いつ発射するのか、また、どんな種類の弾頭を装着するのか、どこまでミサイルを飛ばせるのか、確信できなかった」とし、「軍と情報当局は、アラスカとハワイは、北朝鮮の長距離弾道ミサイルの射程圏内にあることがほぼ確実だと判断した」と説明した。さらに、「しかし、北朝鮮の弾道ミサイルは、発射42秒後、北朝鮮領域に落ちたことが発表され、迎撃ミサイルの発射命令を下す必要がなかった」と振り返った。
yhchoi65@donga.com






