Go to contents

米NSC報道官「北朝鮮、米国を試さないほうがいい」

米NSC報道官「北朝鮮、米国を試さないほうがいい」

Posted December. 22, 2010 03:25,   

한국어

「北朝鮮がはっきり知るべきことがある。6者協議の再開を云々する前に、現在の挑発的で冒険的な行動を止めなければならず、非核化の意志を立証しなければならない。この点に対する韓米両国の意志を試さないほうがいい」

20日午後、米国家安全保障会議(NSC)のアイゼンハワー行政府ビルで会ったマイク・ハマーNSC報道官(写真)は、はっきりと断固たる口調で、北朝鮮へのメッセージを伝えた。オバマ大統領に報告される米国の安全保障、または対外関係に関するニュースを総括・調整するハマー報道官は、「結局、選択は、北朝鮮が国際社会と結んだ約束を順守し、責任ある国際社会の一員に復帰する行動を見せるかどうかにかかっており、米国はこの部分に注目している」と述べた。

リチャードソン米ニューメキシコ州知事の訪朝について、ハマー報道官は、「ホワイトハウスと外交安保ラインは検証された『ファクト』に反応する。ニュース報道の形で伝えられた北朝鮮の発言で政策を決めはしない」と強調した。

ハマー報道官は、「北朝鮮が望むことがあり、履行したい措置があるなら、ニューヨークにある常設の対話チャネルを通じ、立場を伝えればいい」とし、「リチャードソン知事が戻れば、ひとまず国務省に報告するだろう。しかし、ホワイトハウスが直接報告を聞く計画はない」と説明した。

——延坪島で韓国軍の射撃訓練があり、北朝鮮が「核の火の海」云々し、軍事的対応をすると威嚇したが…。

「韓国とは緊密にリアルタイムで連絡を取り合い、緊迫した安保状況に対処している。現在、起きている状況に関する情報の共有だけでなく、今後、韓半島でどのようなことが起こるかに対しても、全て報告を受けている。韓国は、領海で行った軍事訓練を非常に明確かつ透明に行った。今回の射撃訓練は、今後、発生し得る軍事状況に適切に備えるために必要なことだ。また、韓半島の平和と安定を阻害しかねない軍事的脅威に備えて行っている。最も重要なことは、米国と国際社会がこの地域の平和と安定を望んでいることであり、韓半島の非核化も明白な共同の利益だ」

——最近の3国外相会談で、6者協議の再開に向けた案などについて話し合われたが…。

「3国外相会談で、米国は北朝鮮が対話復帰を本気で望んでいることを立証する必要があるという考えを明らかにした。6者協議が再開する前に、北朝鮮は現在の挑発的で冒険的な行動を止めなければならない。北朝鮮の核問題は、オバマ大統領の政策の優先順位の一つでもある」

——オバマ大統領が北朝鮮に対する感情を表わしたことがあるか。

「オバマ大統領は、ホワイトハウス入りした際、過去の政府と違う対北朝鮮関係を作り出すという考えを表明した。北朝鮮にまだ機会があることを強調したい。北朝鮮が国際社会と結んだ約束を順守し、責任ある国際社会の一員に復帰するならば、現在の極度の孤立状況を終わらせることができるということだ。北朝鮮は不幸にも、その道を選択していない。米国の大統領の一体制に対する個人的な感情や反感(animosity)の問題ではない。責任ある国際社会の一員として北朝鮮が見せるべき行動(behavior)が問題だということだ。国際社会で認められたいという意志と真実性の問題であり、それが米国の対北朝鮮政策の原則だ」

——北朝鮮の行動が変化するなら、オバマ大統領が直接出て、対話ができるという意味か。

「先走る必要はない。北朝鮮がまず、これまでの好戦的な行動を止め、建設的な行動を見せるのかを見よう。その次は、北朝鮮の行動を見て決める問題だ」

——韓米自由貿易協定(FTA)の議会批准の展望はどうか。

「来年、新しく議会が開かれれば、最重要問題として扱われるだろう。オバマ大統領はこの問題を最も重要視しており、近く議会批准を推進するだろう」

——NSC報道官という地位を評価するなら…。

「絶えず起こるニュースと、1日24時間、息も詰まるような勝負をする立場とでも言おうか。私が仕事を始める瞬間は、オフィスに出勤する時ではなく、時間と空間を超越し、ニュースに接し、その対策を考えるその瞬間だ。大統領に随行し、他国に移動する飛行機の中で、時折感じる自由は甘美なほどだ」



triplets@donga.com