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ローンスターに巨額の配当金、外換銀行労組がハナ金融の契約内容を非難

ローンスターに巨額の配当金、外換銀行労組がハナ金融の契約内容を非難

Posted December. 11, 2010 04:17,   

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ハナ金融が、外換(ウェファン)銀行の筆頭株主であるローンスターが年末決算の際、1株=最高850ウォンの配当金を受け取ることができるよう契約したことと関連し、議論を呼んでいる。外換銀行・労働組合は、ハナ金融が買収価格を下げて、虚偽で発表したと主張しているのに対し、ハナ金融はローンスターの高配当を防ぐための措置だと反ばくしている。

ハナ金融は9日午後、公示を通じ、「(外換銀行の)今年の決算配当金が1株=850ウォン未満と決まれば、外換銀行の株式価値はその分だけ増加することになり、不足分だけ売買代金が増額される」と明らかにした。ローンスターが持っていく配当金が850ウォンを下回れば、ハナ金融は残りの差額を補填しなければならないという意味だ。逆に配当金が1株=850ウォンを上回れば、超過金額だけ売買代金が減額される。

10日、外換銀行労組は、「ハナ金融の釈明は、ローンスターが追加で1株=850ウォンをさらに受け取ることになるのを認めたことだ」と主張した。外換銀行労組はこれまで、ハナ金融がローンスターに対し1株=850ウォンの確定収益を保障し、実際、外換銀行の買収価格は、ハナ金融が明らかにした1株=1万4250ウォンではなく1万5100ウォンで、計5兆ウォンに上るとして、6日ハナ金融を業務上背任容疑で検察に告発した。

ローンスターは今年、中間配当で1株=235ウォンを受け取っており、年末の決算配当で1株=850ウォンを受け取る場合、今年は1株=1085ウォンの配当金を受け取ることになる。外換銀行の今年の純利益規模が1兆ウォンであることを考慮すれば、配当率は70%に上る。これについてハナ金融は、「ローンスターは1株=1000ウォン以上を配当する可能性が大きく、それを食い止めるために、850ウォンの上限を決めたのだ」と言い、「外換銀行は1兆62億ウォンの純益を上げた06年も配当率が64%だった」と主張した。

一方、金融監督院の関係者は、ハナ金融が後になって配当金関連契約を公示したのは、公示違反だという主張に対し、「現在、関連内容を検討している」とし、「資産の譲受や譲渡の際、配当に関する内容を知らせるべきだという規定は義務付けられていない」と話した。



weappon@donga.com