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韓米FTA、野党が「国益確保に失敗」と攻勢強める構え

韓米FTA、野党が「国益確保に失敗」と攻勢強める構え

Posted December. 06, 2010 09:11,   

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韓米自由貿易協定(FTA)追加交渉が妥結されたことを受け、来年初頭、政府が国会に提出する韓米FTA批准同意案の処理を控え、与野党の激しい対立が予想される。韓米FTA交渉妥結に向けた与野党の反応が極端に食い違っているからだ。与党ハンナラ党は5日、「韓国と米国が双方が勝利できる基盤づくりができた」と前向きに評価したものの、民主党や自由先進党などの野党は、「国益の確保に失敗した」と批判した。

既存の韓米FTA批准案は昨年4月、国会・外交通商統一委員会(外通委)で可決されたものの、今回の追加交渉で交渉文言が変わることになり、新たな批准案は再び外通委を経て、国会本会議で採決の手続きのを踏まなければならない。

ハンナラ党はできる限り、野党との交渉に全力を傾ける考えだが、過半の議席を確保しており、外通委や本会議での採決で、野党が反対しても単独で批准案を可決させることができる。しかし、民主党などの野党が物理力を行使し、採決そのものを最初から封鎖する可能性もある。08年12月、外通委で一部の野党議員らが、韓米FTA批准案の上程を食い止めるために、「ハンマー」まで動員するなど暴力沙汰が起きたこともある。

ハンナラ党の金武星(キム・ムソン)院内代表は同日の記者懇談会で、「この程度なら大変うまくやった交渉だ」と言い、「今年、機会があれば、(追加交渉の結果を)国会に報告する過程を経て、来年初頭、批准手続きを踏むのが順番だと思う」と語った。一方、民主党の朴智元(パク・チウォン)院内代表は同日、党韓米FTA対策会議で、「屈辱的な交渉、譲歩しっぱなしの交渉にはっきり反対する」と激しい攻勢を予告した。

特に民主党は、韓米FTA交渉反対を、主要4河川事業への反対闘争と連携し、与党への働きかけを強めていくことを決めた。



gun43@donga.com jin0619@donga.com