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韓米FTA交渉、双方の溝埋まらず物別れ

韓米FTA交渉、双方の溝埋まらず物別れ

Posted November. 12, 2010 07:51,   

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韓米自由貿易協定(FTA)の追加協議が、両国首脳が約束した第1次期間(11日)を守ることができず、交渉に失敗した。韓米交渉代表団は、早ければ今月中にも米ワシントンで再会し、「年内合意」を目標に、交渉を行うことで一致した。

李明博(イ・ミョンバク)大統領は11日、大統領府で、オバマ米大統領と首脳会談を行った後、共同記者会見を開き、韓米FTAについて、「細部の懸案を解決するには、時間が必要だという点で一致した。両国の通商関係長官が、可能な限り早く、互いに受容できる合意を目指す」と明らかにした。李大統領は、「主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議が終われば、両国の通商チームは協議を継続できるので、時間は長くかからないだろう」と付け加えた。

オバマ大統領も、「韓米FTAを正しくすれば、両国国民に『ウィン・ウィン戦略』になるものと信じる。両国の担当者に今後数日、数週間、休まずに妥結に向け努力するよう指示した。李大統領が、韓国交渉チームをワシントンに送り、今後も協議を続ける」と述べた。

韓国政府内外からは、「両国首脳が、事実上、最終合意の時期まで約束し、韓米通商相会談が3日間行われたにもかかわらず、妥結に至らないのは、それだけ両国間の見解の相違と、国内の政治的プレッシャーが大きいためだ」と分析されている。

韓国政府関係者は、「米国産自動車の韓国市場進出拡大の米国側の要求の下限ラインが、韓国が受け入れ可能な上限ラインを上回っている」と話した。米国側が、米国産自動車の輸入を、事実上強要する要求をしたことを示唆したのだ。

カーク通商代表部(USTR)代表も、韓米首脳会談の直後、米国の記者団に、「(交渉の)かなりの部分を自動車問題の調整に割いた、米国関係者は、米国の自動車産業のために、市場アクセスの不均衡を解消しなければならないと感じた」と話した。

韓国政府当局者らは、「米国の要求をそのまま受け入れた場合、野党の反対や国民的反発など、政治的な後遺症が耐えがたいと判断したことも、今回の交渉決裂の一つの原因になった」と強調した。

与党の関係者は、「最終合意に達することができない状態で、李大統領が交渉妥結を宣言する場合、交渉が終わる前に、韓米FTA批准同意案反対を宣言している野党の直撃弾を、李大統領が受けることになる政治的状況が懸念された」と話した。



bookum90@donga.com yongari@donga.com