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G20ビジネスサミット開幕、世界のCEOらが「保護貿易の緩和」を要求

G20ビジネスサミット開幕、世界のCEOらが「保護貿易の緩和」を要求

Posted November. 10, 2010 08:04,   

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ソウル主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議で、初めて導入されたビジネスサミットが2日間の日程で、10日開幕する。

グローバル企業の最高経営者(CEO)約120人が一堂に会するビジネスサミットは、各国政府に対し、保護貿易措置を金融危機以前の水準に戻し、金融規制の緩和を要求するなど、グローバルな経済懸案に対する見解を表明する。

G20ビジネスサミット組織委員会は9日、ソウル広津区(クァンジング)にあるウォーカーヒルホテルで記者会見を開き、66項目からなるビジネスサミット事前報告書を公開した。事前報告書は貿易投資、金融、グリーン成長、企業の社会的責任の4分科にわたり、12に細分化されたワーキンググループが4ヵ月間、ビジネスサミットで話し合う内容をまとめたものだ。66の項目は、△各国政府に要求する49の項目△グローバルな民官協力で改善策を講じようとする勧告が10項目△企業の自発的行動を促す7項目になっている。

事前報告書は、各国の首脳に、11年までにドーハ開発ラウンド(DDR)が妥結するよう直接的に関与することを要請した。また、金融危機以後急増した各種保護貿易主義の措置を、金融危機以前の水準に戻し、9月、新しい銀行健全性の基準として確定された「バーゼルⅢ」で、貿易金融は例外にすることを要求した。

事前報告書は、世界経済が回復に向かっているとし、政府主導の景気てこ入れ策は撤回されるべきと主張した。通貨や財政拡大政策も、これまでは国際経済の安定にプラスになったが、これからは中立的立場に戻らなければならないと指摘した。

ビジネスサミットに参加する120人のCEOは11日、進められるラウンドテーブル協議で、G20首脳のうち9人と膝を突き合わせて事前報告書の内容について話し合うことになる。ここで最終確定された内容は共同宣言文の形でまとめられ、G20首脳会議に送られる。

10日午後、歓迎レセプションと晩餐で公式日程が始まるビジネスサミットは、11日開幕総会、ラウンドテーブル協議、閉幕総会、記者会見、ネットワーキングパーティーの順で進められた後、閉幕する。



foryou@donga.com