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菅首相、小沢氏の支持者を徹底的に排除

Posted September. 18, 2010 08:51,   

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日本の菅直人首相が15日、内閣と政権民主党の党役員を大幅に改編した。反小沢色が濃厚な人物が党と政府の核心ポストを握り、一部の小沢氏支持者は退任に追いやられた。首相を除く閣僚17人のうち10人が新しい人物だ。

民主党幹事長に席を移した岡田克也前外相の後任には、前原誠司・国土交通相が任命された。両者は反小沢路線の代表的な人物で、有力な次期候補だ。前原外相は、多くの保守派政治家を輩出した政治教育機関である松下政経塾の出身で、民主党の「戦略的な日韓関係を築く議員の会」の会長を務めるなど、知韓派と言われている。若手議員を中心に15人が参加するこの会は、昨年の創立総会の時、権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日韓国大使を招請し、日韓関係の発展の方向について話し合った。

反小沢で内閣ナンバー2の仙谷由人・官房長官と野田佳彦・財務相、蓮舫・行政刷新相は留任となり、玄葉光一郎・政調会長は、国家戦略相を兼任することになった。彼らは、9・14代表選挙で菅首相を積極的に支持した。小沢一郎・前幹事長を押していた原口一博・総務相は退任となった。後任には、菅首相と親しい片山善博・前鳥取県知事が抜擢されるなど、内閣の反小沢色がより一層鮮明になった。党では岡田幹事長が、内閣では仙石官房長官と前原外相が、菅首相を支える構図だ。

小沢氏支持者に、海江田万里・経済財政相や大畑章宏・経済産業相、高木義明・文部科学相がいるが、彼らは小沢前幹事長の直系ではない。150人の小沢氏のグループは一人も閣僚に起用されなかった。

党役員でも、国会対策委員長から小沢氏支持者の樽床伸二議員が退き、菅首相を支持した鉢呂吉雄・衆院厚生労働委員長が起用された。小沢前幹事長を支持した輿石東・民主党参議院議員会長は、菅首相から実権のない代表代行の提案を受けたが固辞した。

小沢氏支持者は党政改編に強く反発しているが、菅首相は、代表選挙の勝利後に急上昇した世論の支持を背に、堅固な親政体制を構築した。小沢氏支持者らは、時間をかけて復活を狙うか、離党する可能性も考えられるが、菅首相が近く各省庁の次官や政務官人事で、小沢氏側の中堅・若手議員を多く登用すると見られ、内部分裂に直面する可能性がある。



jkmas@donga.com