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大統領府で外交長官辞任論台頭

Posted September. 04, 2010 08:58,   

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柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官の娘(35)の採用をめぐる「特恵」疑惑騒ぎが「公正な社会」を重要価値に掲げる李明博(イ・ミョンバク)政府にまたもダメージを与えた。

先月29日、首相候補と2人の閣僚候補が道徳性問題で辞退したことに続き、現職長官の娘への特恵採用が問題となったことで、与党幹部らは非常に困惑し、柳長官の進退問題を含む対策に苦慮している。

李大統領は、外交通商部(外交部)が最近、自由貿易協定(FTA)の通商専門契約職(5級)公務員1人を公募し、柳長官の娘を採用したことに関連して、3日に参謀陣から状況報告を受け、「正確な経緯を徹底的に調査せよ」と指示したと、大統領府関係者が伝えた。特に李大統領は、「長官の考えは厳格でなければならない」と嘆いたと同関係者は加えた。李大統領は前日夕方にも関連報告を受け、「最近、雰囲気が良くないのに、そんなことでいいのか」と不快感を示したという。

このため行政安全部は、「人事監査規定」によって柳長官の娘の採用経緯に対する特別監査に着手した。

野党民主党は、柳長官の辞任と採用の経緯に対する検察捜査を求めた。

朴智元(パク・チウォン)院内代表は同日の非常対策委員会議で、「これが公正な社会なのか。憤りを禁じえない。李明博大統領式『公正な社会』が何なのか、答えてほしい」と迫った。

ハンナラ党内でも、柳長官に対する批判論が相次いだ。安商守(アン・サンス)代表は、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「(柳長官は)現在、G20サミットの準備の責任を負っているため、サミット後に『適切な措置』が必要だろう」と話した。

一方、柳長官は同日、記者会見を開き、「父親が首長である組織に採用されることが、特恵疑惑を招く恐れがあるという点を看過したことに対して申し訳なく思う。娘も、父親と一緒に仕事をすることは適切でないと考え、公募志願したことを取り消すと言った」と話した。



yongari@donga.com kimkihy@donga.com