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臨津閣の8・15保革対立

Posted August. 14, 2010 08:06,   

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15日、当局の承認なく北朝鮮を訪問した進歩連帯常任顧問のハン・サンリョル牧師が、光復節(日本植民地支配からの独立記念日)の15日、板門店(パンムンジョム)を通って韓国入りする予定の中、保守団体と進歩団体がそれぞれ、ハン牧師を糾弾、歓迎する集会を開く予定であり、衝突が予想される。

進歩連帯と「6・15共同宣言とハン・サンリョル牧師を守る会」、「ハン・サンリョル牧師を支持するキリスト教会」は、ハン牧師の帰国に合わせて、15日午前11時頃、京畿道坡州市文山邑(キョンギ・パジュシ・ムンサンウプ)の臨津江(イムジンガン)駅の駐車場で、「韓半島平和と南北関係改善要求祈祷会」を開催する。これに先立ち、彼らは12日、ソウル鍾路区(チョンノク)のキリスト教会館で記者会見を開き、「ハン牧師は閉塞した南北関係を回復するために北朝鮮を訪問したのであり、『親北朝鮮』だとか『称賛』ではない。検察の司法処理方針を撤回せよ」と主張した。

これに対抗して、保守団体も文山邑の統一大橋周辺で、ハン牧師の訪朝を糾弾する集会を開く予定だ。彼らは集会で、ハン牧師に扮装した人を縄で縛って逮捕し、再び北朝鮮に送りかえす『パフォーマンス』も行う計画だ。

韓国自由総連盟など、保守団体で構成された「国家アイデンティティ回復国民協議会」は13日、ソウル中区(チュンク)の韓国プレスセンターで記者会見を行い、「政府は、ハン牧師の実定法違反行為を厳重に処罰し、進歩連帯をはじめ左派勢力の反国家的行為を根絶せよ」と主張した。

保守団体のライトコリアの奉泰弘(ポン・テホン)代表は、「進歩団体がハン牧師を歓迎する集会を開くのを黙って見ていることはできない。すぐ横で記者会見をして対抗する」と警告した。

警察は、「非常事態」となった。警察庁は13日、姜熙洛(カン・ヒラク)長官を中心に「8・15集会デモ管理対策会議」を開き、15日に臨津閣周辺に京畿地方警察庁所属の警察22個中隊(約1500人)を配置し、両集会の参加者の衝突に備えることにした。

検察と国家情報院は、ハン牧師が韓国入りすれば直ちに連行して取り調べ、市民団体が違法行為をする場合、法と原則に則って厳正に処理する方針だ。

15日には、臨津閣集会のほかにも、進歩団体が午後4時にソウル駅広場で「天安(チョンアン)艦真相究明、平和実現国民大会」を、保守団体は午後5時に鍾路2街の普信閣(ポシンカク)の前で「従北左派勢力清算8・15国民大会」を開く計画だ。



pjw@donga.com takeoff@donga.com