Go to contents

李大統領、「ベトナム人妻の悲劇、二度とあってはならない」

李大統領、「ベトナム人妻の悲劇、二度とあってはならない」

Posted July. 27, 2010 08:36,   

한국어

李明博(イ・ミョンバク)大統領は26日、ベトナム人移住の妻が精神疾患歴のある韓国人の夫に殺害された事件に触れ、「私たち皆の心を痛め、妻の故国の国民を傷つけるようなことが二度とあってはならない」と強調した。

李大統領は同日、44回目のラジオ・インターネット演説で、「悲しくて残念でたまらない。故人の冥福を祈る。遺家族には慰めの言葉を申し上げる」とし、このように述べた。

李大統領は、「男女が深い愛情で結ばれて結婚し、互いに同等な人格として尊重し、家庭を持つことは、人生において最も重要だが、残念ながら結婚移住した妻に対してそのように接していない人が、たまにいるようだ」と述べ、移住女性と多文化家庭への深い関心を訴えた。

また、「結婚移住女性と多文化家族は、長期的に我が国の文化を多彩にし、国家競争力を高める基礎となる」とし、「父親の国と母親の国の言葉、いずれも流暢に駆使し、両国の文化の感受性を持ち合わせた韓国人は、有能なグローバル人材になる」と述べた。

さらに、「多文化家族は、もう我が社会では珍しくない家族の形として定着している。それに応じ、我々の認識もまた成熟しなければならないが、まだまだ足りておらず、残念だ。一部の結婚仲介業者らの誤った認識や慣行も変わらなければならない。政府は今回の出来事を機に、改善策を講じる方針だ」と述べた。

これに先立ち、李大統領は、渡韓7日で殺害されたベトナム人移住女性のタクティファンウンオクさんの故郷のお墓に、パク・ソクファン駐ベトナム大使を送り、弔慰を表し、再発防止策作りに最善を尽くすという方針を伝えた。



yongari@donga.com