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首相室を家宅捜索、疑惑の公職倫理支援官は拘束捜査の方針

首相室を家宅捜索、疑惑の公職倫理支援官は拘束捜査の方針

Posted July. 10, 2010 08:19,   

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首相室公職倫理支援官室の民間人不法査察疑惑を捜査中のソウル中央地検特別捜査チーム(チーム長=呉廷敦・刑事1部長)は9日、ソウル鍾路区昌成洞(チョンノク・チャンソンドン)の政府中央庁舎別館にある公職倫理支援官室を家宅捜索した。別館の事務所ではあるが、検察が首相室を家宅捜索したのは初めて。

検察は同日午前10時20分頃、公職倫理支援官室に約10人の検事と捜査官を送り込み、李仁圭(イ・インギュ)公職倫理支援官と点検1チーム長の金某氏、調査官のウォン某氏と李某氏ら捜査を依頼された4人の事務所で、コンピュータのハードディスクなどの電算資料や、査察活動に関する公文書や報告資料、日誌、会議の記録などを広範囲に確保し、分析している。家宅捜索は、午後2時55分まで、約4時間30分間にわたって行われた。

検察は、押収物の分析によって公職倫理支援官室の報告体系を確認しており、旧KBハンマウム元代表の金ジョンイク氏(56)に対する査察を指揮し、報告を受けた大統領府の秘密のラインが誰なのか具体的に確認された場合、この人物も取り調べる方針だ。

検察は、今週末に押収物を分析し、来週中にも李支援官ら4人を被疑者として取り調べる方針だ。検察は、これまでの参考人聴取によって、李支援官ら4人の不法査察疑惑がかなり確認されたため、彼らを拘束して捜査する方向で内部方針を固めたもようだ。

検察は9日にも、国民銀行関係者1人とソウル銅雀(トンジャク)警察署の警察官1人を参考人として呼び出し、金氏のKBハンマウム代表辞任や、捜査の過程で公職倫理支援官室の外圧があったかどうかを調べた。

一方、大統領府民情首席秘書官室は最近、鄭仁迵(チョン・インチョル)大統領企画管理秘書官が公企業の最高経営者(CEO)に会って、様々な請託をしたという疑惑に対する捜査に着手した。調査対象は、鄭秘書官のほかに、先進国民連帯関係者や公企業経営者など10人にのぼると、大統領府側は明らかにした。

民情首席室のある関係者は9日、「鄭秘書官、先進国民政策研究院(先進国民連帯の後身)のユ・ソンギ理事長をまず調査した。鄭秘書官は『公企業の経営者と会合したことは合っているが、業務の延長にすぎず、不当な圧力や請託はなかった』と言った」と述べた。ユ理事長ら別の関係者も同様の返事をしたという。

大統領府関係者は同日、「民間人に対する調査であるため、本人の同意書を受け取った後に実施した。訪問調査か電話調査で、彼らの話しが事実かどうかを多角的に検証している」と明らかにした。



jefflee@donga.com srkim@donga.com