Go to contents

学生人権条例制定めぐる保革対立がエスカレート

学生人権条例制定めぐる保革対立がエスカレート

Posted July. 08, 2010 08:11,   

한국어

「学生人権条例制定ソウル運動本部」は7日、発足式を行い、本格的な活動を始めた。運動本部は発足式の後、「ソウル市学生人権条例の意義と方向」をテーマにした討論会を開いた。

運動本部は当初、討論会に郭魯鍱(クァク・ノヒョン)ソウル市教育監が出席する予定だと発表したが、郭教育監は討論会に出席しなかった。これについて運動本部のある関係者は、「郭教育監は、行事の日程が重なり、出席できなくなり申し訳ない。良い趣旨に共感しており、資料集を読んで勉強すると言った」と話した。

しかし、朴サンジュ・ソウル市教育監秘書室長は、「元々(討論会への出席は)今日の日程になかった。教育監は、徳寿(トクス)小学校が漢江(ハンガン)で開催されたソウル漢江渡りイベントに参加した」と話した。

同日、ソウル中区貞洞(チュング・ジョンドン)のプランチスコ教育会館で開かれた運動本部の発足式には、全国教職員労働組合ソウル支部、チャム(真の意)教育のための全国父母会ソウル支部、青少年人権運動団体アスナロ、全国公務員労働組合ソウル地域本部、学校給食全国ネットワークなど、33の団体が参加した。

運動本部は発足式で、「市教育長の条例制定を待ってばかりいるつもりはない。署名運動と共に、住民発議や住民請願の形で、条例制定が推進されるように取り組む」とし、「これとは別に12月末をめどに最終案を提出し、市教育長条例案と協議した上、単一案を作成する」と述べた。

運動本部とは別途に、郭教育監は来月、学生人権条例制定のための諮問委員会を構成し、来年4月までに条例案を作成後、市議会の審議などを経て、来年下半期からそれぞれの学校に適用するという計画だ。

ソウル市議会の教育委員8人の中で、進歩性向の4人が学生人権条例案に賛成している上、ソウル市議会で民主党が多数党を占めているため、条例案が市議会で成立するのは無難な見通しだ。

運動本部と郭教育監のこのような動きを受け、バルン(正しいという意)社会市民会議、バルン教育権実践行動など7団体は同日、市教育庁の前で集会を開き、学生人権条例に対し、反対行動に乗り出すと明らかにした。これら団体は、「郭教育監が人権という美辞麗句で、学生らを闘争の場に引き出そうとしている。学校の現実と父母の望みを無視する学生人権条例制定計画の撤回を要求する」と主張した。



yena@donga.com