Go to contents

中国、天安艦事件で安保理の立場表明に同意

中国、天安艦事件で安保理の立場表明に同意

Posted July. 02, 2010 07:07,   

한국어

中国は天安(チョナン)艦沈没事件に関連し、国連安全保障理事会で立場を発表することに同意したという。

米国を訪問した政府高官は30日(現地時間)、国連安保理での天安艦事態に関する議論を巡り、「これまでの協議を通じ、安保理が採択する文章で、意見が近づいている」と述べ、「詰め段階に行くほど、大きな焦点が残っており、さらに協議しなければならない」と明らかにした。同当局者は、中国の立場と関連し、「中国も、国連安保理で天安艦沈没事件に関する立場を表明すべきだ、ということに同意している」と述べ、「現在、文章について協議している」と話した。

同当局者はまた、「カナダでの主要8カ国(G8)首脳会議で採択された声明の文章を参考に、安保理での協議が進められるだろう」と主張した。同当局者は、「包括的にみれば、G8の声明文章はよい参考になるだろうが、声明採択の構成が異なる上、議論の主体も異なっており、全て同様の文章にはなりにくいだろう」とし、「安保理による文章はGS声明より、さらに詳しくなりかねず、そのため、最終結果を見る時も、細かく見なければならない」と語った。

先月26日、G8首脳会議後に採択された声明に、中国は含まれなかったが、安保理理事国に含まれているだけに、安保理による天安艦事件と関連した対北朝鮮批判声明の内容は、G8より批判の度合いは、弱まるという見方が出ている。

高官は、「安保理での対応が決議案になるか、それとも議長声明になるか」についての質問には、「器に盛るのが重要であり、器に何を盛るのかは、その次の問題だ」と述べた。

この当局者は、「米国は金融やその他の部門で、対北朝鮮措置を検討している」とし、「北朝鮮の金融取引を制限する一般的な基準を作ることになるだろう」と語った。しかし、米国が、マカオ銀行であるバンコ・デルタ・アジア(BDA)で、北朝鮮の資金2400万ドルを凍結した制裁とは、異なるだろうと付け加えた。

一方、この当局者は、米高官らとの面談背景を伝えながら、「韓国内で戦時作戦統制権と自由貿易協定(FTA)との間に、政治的な取引があるとみていることと関連し、米国は(このような主張について)非常に不思議に思っており、理解に苦しんでいるという反応をみせた」と話した。



yhchoi65@donga.com