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ウルグアイ戦敗北で街角応援マナー最悪 成熟した市民意識消える

ウルグアイ戦敗北で街角応援マナー最悪 成熟した市民意識消える

Posted June. 28, 2010 08:39,   

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27日未明、韓国がサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の16強戦で、ウルグアイに1対2で惜敗した後、街角応援団が引き潮のように引いたソウル市庁前のソウル広場は、ごみ捨て場同然だった。ベスト8入りが挫折した無念さに梅雨まで重なったせいか、これまで街角応援戦で見せてくれた成熟した市民意識は見当たらなかった。

同日、約6万5000人(警察推算)が駆けつけたソウル広場や近くの歩道には応援戦が終わった後、市民らが置いていったレインコートや傘、各種酒瓶や棒風船など応援グッズが散らかっていた。一部市民は、試合が終わった後、1時間以上ごみを拾いながら周辺を片付けたが、大多数の市民は見て見ぬふりをしてその場を離れた。同日、ソウル広場に捨てられたごみは55トンに達した。

ソウル中(ジュン)区庁のキム・テド掃除行政課長は、「4度の応援戦の中で、最も市民の協力が得られなかった応援戦だった」と話した。8万人が集まったソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)のコエクス前の永東(ヨンドン)大路もゴミの山と化した。応援戦が終わった後、江南区庁が収去したゴミは20トンが越えた。

度を過ぎた飲酒応援も人の眉をひそめさせた。同日午前2時ごろにはソウル広場近くの居酒屋で応援戦が終わった後、お金を飲んでいた40代の男性がお客に乱暴をし、これを阻止しようとした50代の警察官を押し倒して全治数ヵ月の怪我を負わせた。この男性は公務執行妨害の疑いで逮捕された。

飲酒運転の事故も発生した。同日午前3時50分ごろ、チョ某さん(25)が飲酒状態で自分のBMW乗用車を運転していたところ、ソウル楊花(ヤンファ)大橋の南端で対抗車線を越えて、向かい車線のタクシーや乗用車と正面衝突し、タクシードライバーのクォン某さん(56)と乗客の2人が死亡し、3人が重軽傷を負う事故が発生した。警察の調べの結果、チョさんは江東区千戸洞(カンドング・チョンホドン)のある居酒屋で友だちらと共にW杯応援ををした後、血中アルコール濃度0.103%の酔った状態で運転していたことが分かった。



pjw@donga.com