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[オピニオン]崔文洵議員

Posted June. 28, 2010 08:39,   

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民主党の崔文洵(チェ・ムンスン)議員は、08年第18代総選挙を控えて民主党の比例代表公認を申し込む際、「言論の独立性を維持するための防御幕を張るため」という名分を掲げた。公営放送(MBC)の社長を退いてから約20日ぶりに政界へ直行したことについて、MBC労組は声明で「退任の挨拶のインクも乾いていない状況だ。憤りを感じる」と批判した。MBC労組委員長を務め、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府時代、部長級から一躍社長に抜擢された経歴だけに、彼の政界行きは話題と議論の対象だった。

◆崔議員は25日、自分のブログで国防部が14日米大使館側に251ページの天安(チョンアム)艦報告書を出したことについて、「国防部が国民を排除し、米国側には密かに報告書を提出した」という隠ぺいの疑惑を提起した。外交消息筋は、「相手国と非公開を前提に交わした対話内容を公開すること自体が常識に欠けること」とし、「国防部が250ページ分量の天安艦最終報告書をまもなく発表する予定だ。発表前の調律のため、米国側に草案を送る際、非公開を要請したことを隠ぺいと言えるのか」と反論した。

◆崔議員は17日には、コンスタンチン・ブヌコフ在韓ロシア大使と会った後、対話内容を公開した。一部マスコミは崔議員の発言として「ロシアが天安艦内部の爆発という結論を出した」と報道した。駐韓ロシア大使館は、反論飼資料を示し、「あつかましい嘘に激憤する」と謝罪を要求した。崔議員は6・2地方選挙を控えた先月末、天安鑑46勇士の遺族らと会って、座礁説をはじめインターネットで取りざたされている疑惑を提示し、家族らの助けを要請したが、遺族らが条目別に怪談を反論したため、望みを叶えられなかったという。

◆崔議員は、16日、あるラジオ放送に出演し、「北朝鮮潜水艦の魚雷攻撃の可能性は、ゴルフに喩えれば、ホールインワンが5度ずつ連続に発生してこそ可能な話」と話して疑惑を提起した。崔議員が国際社会の専門家が客観性を認めた国際民官合同調査団の調査結果を否認するため、全てをかけているように見える。国会議員や記者は、希望的思考(wishful thinking)をやめて、事実と証拠、そして合理性に基づいて判断するのが重要だ。崔議員の最近の振る舞いが気になる。

朴成遠(パク・ソンウォン)論説委員 swpark@donga.com