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韓明淑氏の実弟に「家賃」として1億ウォンの小切手が流れた 検察が情況つかむ

韓明淑氏の実弟に「家賃」として1億ウォンの小切手が流れた 検察が情況つかむ

Posted June. 17, 2010 08:25,   

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韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相の不法政治資金収賄疑惑を捜査しているソウル中央地検・特殊1部(金基東部長)は16日、韓元首相に対し、9億ウォンを渡したと供述したハン・マンホ元(ハンシンコンヨンの代表(49、服役中)側の1億ウォンが、韓元首相の弟に流れた手がかりをつかみ、捜査を行っている。

検察は最近、ハン元代表側の資金の流れを追跡する過程で、07年、ハン元代表が大統領候補選びの資金などとして、韓元首相に渡したという9億ウォンのうち、1億ウォン規模の小切手が昨年、韓元首相の弟の家賃として使われた疑いがある情況をつかみ、具体的な使途について確認を行っている。

検察は問題の1億ウォンが、韓元首相の弟の家賃に含まれているかどうかを確認するため、契約当時のテナント物件を紹介した不動産業者を呼び、取調べを行ったという。

検察は、韓元首相の弟とハン元代表は知人であり、金の取引があったのか、それとも韓元首相を経て、この資金が弟に渡されたのかについても取調べを行っている。検察は問題となった1億ウォンの小切手のいきさつや使途などについて確認するため、韓元首相側の関係者を呼び、取調べを行うことも検討している。

これについて、韓元首相側は、「何も聞いていない。検察が確保したと主張する重要物証がこれなら、検察による捜査がどれだけずさんなのかを示すものである」と反ばくした。

韓元首相が6.2統一地方選挙に、民主党のソウル市長候補として立候補したことを受け、検察は選挙への介入議論をかわすため、この事件の捜査を一時見合わせたものの、選挙終了後、本格的に捜査を行う問題について、内部で議論している。検察は、「検事へ供用・接待」事件の懲戒処分手続きが来週終わり、その後、定期人事が実施される可能性があり、人事後に同事件の処理方向について結論を出すことも考慮している。



dawn@donga.com