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北朝鮮代表の公開練習、二転三転で韓国メディアも混乱

北朝鮮代表の公開練習、二転三転で韓国メディアも混乱

Posted June. 12, 2010 08:27,   

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サッカー北朝鮮代表は、ワールドカップ(W杯)が開催される南アフリカ共和国で取材陣から人気が高い。コンタクトが容易でないうえ、最近悪化している南北関係のため、関心が集中している。

9日に南ア入りした後、初めて公開練習を行った北朝鮮代表が11日、ヨハネスブルク東部のテンビサにあるマクロンスタジアムで、再び取材陣に練習を公開した。ところが、この日集まった報道陣は、最初の公開練習のときに集まった100人あまりより大きく減った60人あまりに過ぎなかった。

北朝鮮が練習日程を頻繁に変更したからだ。前日、国際サッカー連盟(FIFA)ホームページのメディアチャンネルを通じて、北朝鮮は午後に15分間練習を公開すると発表していた。しかし数日間後に非公開で練習すると訂正。それさえも、練習時間が予定より1時間延期され、再び15分間公開するなど二転三転。

このため、韓国取材陣の間でも公開なのか非公開なのかについての情報が混乱した。北朝鮮代表の行政支援を担当しているFIFAのゴードン・クレン・ワッソン氏は、「北朝鮮代表が最大限にメディアに公開するよう努めている。しかし私も日程については北朝鮮代表から通報される立場にある」と言い、苦しい立場にあることを訴えた。

この日初めて北朝鮮報道陣も姿を現した。外国メディアの関係者たちが必死で探していた北朝鮮の記者2人が練習場を訪れた。彼らは、メディアへの露出を嫌がる様子で、取材陣のIDカードを服の中に隠して、名前や所属の公開も憚った。

彼らが持っていたENGカメラには「AP News」という外国通信社名が書かれていた。所属を聞くと、「APにもなれるし、朝鮮も合っている」と短く答えた。

北朝鮮ではテレビでW杯を見れるのかという質問には、「人民たちはW杯を見たがっている。W杯中継権を持っている南朝鮮の放送局が放送を提供しないからには見れる方法がないじゃないか」と答えが返ってきた。5分間の公開練習が終わると、北朝鮮記者たちは姿をくらました。

公開練習に先立って、北朝鮮代表のアン・ヨンハク(大宮・写真)は、1次リーグの相手であるブラジルについて、「弱点はあまり見当たらない。勝算は大きくないが、なくもない」と話した。ある外国メディアの記者が「ブラジルに勝つことと南北が平和を実現することのうち、どっちがもっと難しいと思うか」と質問すると、北朝鮮のメディア担当官が「政治的な質問はやめてほしい」と言ってアン・ヨンハクの答えを遮った。



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