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UAE、韓国に「予備軍の輸出」を打診

Posted June. 12, 2010 08:27,   

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韓国軍の予備役が、アラブ首長国連邦(UAE)の産業の担い手として進出する案が、軍当局とUAE政府との間で協議されていることが分かった。韓国軍関係者は11日、「先月末に韓国を訪問したUAEアブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子が、国防部を訪れた席で、韓国軍予備役のUAE再就職問題について言及した。UAE側は、優秀な予備役がUAEの様々な産業分野で重要な役割をすることを期待しているようだ」と明らかにした。

同関係者は、「UAE側からの必要な人材規模の通知を待っている状態だ。人材の規模が決まれば、在郷軍人会が中心になって議論を本格化する予定だ」と話した。ムハンマド皇太子は昨年末、韓国がUAE原子力発電所の建設工事を受注する際、決定的な支援をした。

現在、軍当局が予想するUAEへの人材規模は、陸海空軍出身400〜600人だ。職業軍人として服務した将校や副士官出身が、主な対象になるものとみえる。

また、別の関係者は、「昨年末、韓国電力コンソーシアムがUAE原子力発電所の建設工事を受注する際、軍事分野協力了解覚書(MOU)を締結したが、その一環と見ればいい。除隊軍人の再就職としてもUAEへの人材派遣はいい例になるだろう」と説明した。

金泰栄(キム・テヨン)国防部長官は昨年末、UAEを訪問し、両国間の包括的な軍事交流協力に関するMOUを締結した。両国は、防衛産業技術の交流と軍教育訓練の協力、軍高官の交換、パイロットの養成支援など20項目に合意したが、具体的な内容は公開しなかった。李明博(イ・ミョンバク)大統領は2月頃、参謀陣に予備役の再就職案を研究するよう指示していた。



mhpark@donga.com