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李大統領、「国家アイデンティティ確立、中道実用基調は変わらない」

李大統領、「国家アイデンティティ確立、中道実用基調は変わらない」

Posted June. 01, 2010 07:30,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は31日、「天安(チョンアン)艦事態を機に、分断された国家状況で、国家アイデンティティを確立する必要がある。韓国の青少年、成長する世代の教育も検討し、努力してほしい」と述べた。

李大統領は同日、首席秘書官会議を開き、このように指示した。このため、各級教育機関の安保教育が強化されるものとみられる。また、李大統領は、「天安艦事態で、韓国の中道実用基調が、動揺する印象を与えてはならない。韓国政府の中道実用基調は変わっていない。国際社会に(韓国政府の天安艦への対応に関する)原則とビジョンを提示しつつ、国政運営で中道実用政策が確固として、維持されるよう力を入れなければならない」と明らかにした。

李大統領が、安保教育の強化と中道実用基調について同時に言及したのは、政府の天安艦事態への対応を巡り、野党の一部が「保守回帰」を主張したため、安保は理念とは別問題という点を強調しようという趣旨とみられる。また、天安艦事件だけに埋没せず、国民生活の懸案など国政を支障なく、遂行するという意志を示したのだ。

大統領府参謀は、「天安艦事件は安保の問題であり、理念の問題ではなく、国際関係の観点でみなければならないという点を強調したものだ」と話した。



yongari@donga.com