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「意思決定の速さと知的能力が印象深い」GE役員たぎが「韓国を学べ」で来韓

「意思決定の速さと知的能力が印象深い」GE役員たぎが「韓国を学べ」で来韓

Posted May. 15, 2010 07:12,   

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「韓国は非常に大きな能力を持っている国です。今回の訪問を通じ、韓国人のビジネス力量がどれだけ優れているかに気づきました」(デルバート・ブレイ・ジェネラルエレクトロニック(GE)家電やライティングコンシューマーホームサービス(CHS)部品事業社長)

「三星(サムスン)電子や現代(ヒョンデ)車など、韓国有望企業の現場への期待が大きかったですね。しかし、実際、韓国に来て見ると、一つの会社だけを取り上げるのは適切ではないと思われるほど、全ての企業が大変興味深いです」(ラジェシ・グブタ・GEキャピタルグローバルバンキング事業部門の最高財務管理者(CFO))

14日、ソウル中区奬忠洞(チュング・ジャンチュンドン)の新羅(シルラ)ホテルで会ったGE本社の役員たちは、「オーナーリーダーシップに基づいた韓国企業の意思決定の速さや人材の知的能力は大変印象深かった」と口をそろえた。韓国企業の競争力を学ぶために、3日訪韓したGE本社の役員45人は、2週間韓国に滞在しながら、40社あまりの国内企業や研究所の現場を見学し、国内学識者の講演を聴くなど、「韓国学び」に力を入れた。

役員たちは、「今回の訪問で、複数の韓国企業との協力可能性を見つけた」とし、「ジェフリー・イメルト・GE会長に対し、具体的な事業案としてまとめ、報告するつもりだ」と語った。

韓国を訪問した役員団の一人であるブレイ社長やグブタCFOは、口をそろえて、「韓国企業各社の『情熱(passion)』や『意志(willingness)』に驚いた」と話した。

「韓国企業はスピーディな上、果敢であり、意欲に満ちていました。そのため、韓国はどの国よりも早く、世界的な景気低迷から脱することができたのでしょう」(ブレイ社長)

ブレイ社長は、「今回の教育で、韓国の大卒者の割合は84%にも達すると聞いているが、大変びっくりした」とし、「世界のどの国でも目にできなかったこのような知的な力量こそ、韓国の発展基盤だと感じた」と話した。「昨日、SKを訪ねたが、あそこで本当に印象的な言葉を耳にしました。SKは、『職員らが幸せな職場を作る』のが目標だそうです。ほとんどの企業は収益を最も重視するでしょう。韓国のビジネスではそれだけ、『人』が大事だと言うことに気づきました」とも。

グブタCFOも同様に、「韓国人企業家と会うたびに、共通的に『勤勉で正直だ』という感じを受けた」とし、「仕事上の協力や市場参入方式を巡り、学べる点が多かった」と付け加えた。

これに関連し、GE役員らは、より多くの韓国企業とパートナーシップを組む可能性について仄めかした。ブレイ社長は、「今回の訪問は、『学ぶ』のが主な目的だが、協力機会の模索の意味も確かに持っている。実際、03年、日本で教育が行われた際は、それがきっかけとなり、ホンダと飛行機エンジン分野を巡り、協力関係を結んだ」と説明した。そのうえで、「韓国は、パートナーシップを構築できる力量を備えている企業が多く、ほかの高成長地域よりさらに重要な意味合いを持っている」とし、「韓国企業はいまや、(先進企業の)『追跡者(fast follower)』ではなく、『リーダー』」だと評した。



imsun@donga.com