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次々と金、金、金…企業も広告でエール

Posted February. 18, 2010 08:48,   

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バンクーバー冬季五輪に出場している韓国選手らの相次ぐ金メダル獲得の朗報に励まされ、国内の企業がオリンピックでの善戦を祈願するキャンペーン広告で応えている。今回の五輪キャンペーン広告のテーマは、「応援」の一言に尽きる。いつになくメダル獲得の期待感が高まっているだけに、選手団への単なる励ましを超え、メダル獲得に臨む代表選手への応援が中心コンセプトになっている。

17日、広告業界によると、バンクーバー五輪の最高の楽しみである金姸兒(キム・ヨンア)選手の出場日(24日)が近づくにつれ、金姸兒が登場する広告が殺到している。ホームプラスは、試合を控えている金選手の負担を減らすため、金姸兒手が登場するトレーニング写真や応援メッセージを盛り込み、CMソングとして制作した広告を流し、消費者らの注目を集めている。金姸兒を後援しているKB金融グループも、歌手の李スンギ氏と金姸兒との写真を合成して作ったキャンペーン広告を披露している。当初、「金姸兒頑張れ」というナレーションを入れる方向で企画されたが、撮影現場で李氏が「(金選手が)さらに負担を感じかねない」と言い、「表現を『一緒にいる』に変えるのはどうか」という意見を出し、その場で台本が修正された。

三星(サムスン)電子は、氷点下の寒さでも、金姸兒とブライアン・オーサー・コーチを同時に出演させたハウゼン・エアコンの広告を集中的に流している。ハウゼン・エアコンは昨年、金姸兒の「シンシン・ダンス」の広告で売り上げが290%以上も増加するなど、「金姸兒効果」を十分に堪能した製品。三星電子のエニコールT−オムニア広告は、スマートフォンで金選手の試合を見ながら、一緒に応援しようというメッセージを盛り込んでいる。

今回の五輪での広告合戦で、予想外の「大ヒット」になった広告主は、ほかならぬ起亜(キア)自動車だ。04年、世界選手権大会の時から、スピードスケート国家代表選手団を後援してきた起亜車は、オリンピック公式後援会社ではないが、それに劣らぬほどの広告効果を享受している。

14日のスピードスケート5000メートルで銀メダルを獲得した李スンフン選手を始め、16日と17日にスピードスケート500メートルで金メダルを獲得した牟太釩(モ・テボム)や李サンファ選手の「胸の中には決して解けない氷が一つある」という切なるナレーション広告で、スピードスケート選手団を応援している。

起亜車の広告を制作したイノーションの関係者は、「スピードスケート選手団が予想外に善戦し、ほかの選手らを活用した後続広告の制作を検討している」と話した。

第一(チェイル)企画・広告7チームのチャン・ジョンチョル局長は、「10年は2月の冬季五輪を皮切りに、6月のサッカー・ワールドカップの南アフリカ大会、11月の広州アジア大会など、大型スポーツイベントが開催され、いつになく応援を主要テーマに掲げた広告が、注目を集めることになるだろう」と話した。



wiseweb@donga.com