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独ノイロイターが男子回転初優勝 アルペンスキーW杯

独ノイロイターが男子回転初優勝 アルペンスキーW杯

Posted January. 27, 2010 09:11,   

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授賞式で金色の優勝トロフィーを受け取ったフェリックス・ノイロイター(26=ドイツ)はこれまでの気苦労を吹き飛ばしたようにすっきりした表情だった。ノイロイターは、25日、オーストリアのキッツビューエルで行われたアルペンスキーのワールドカップ(W杯)で初優勝を果たした。回転種目に出場したノイロイターは、2回のレースの合算で1分37秒35を記録し、昨シーズン同大会優勝者のフランスのジュリアン・リゼルーを0.39秒差で引き離した。

ノイロイターの両親は有名なスキーカップル。父親のクリスチャン(61)は若き時代、W杯で6勝を果たしており、母親のロジ・ミッターマイヤーはW杯10回優勝に、1976年、インスブルック冬季五輪で金メダル2個、銀メダル1個を獲得した華やかな経歴を持っている。

ドイツが誇るスタースキーカップルの間に産まれたノイロイターは、スキーを始めて以来、親の影に悩まされ自由ではいられなかった。優勝できなかった苦しさから何度もスキーをやめる決心をした。心を鬼にして臨んだ今季、彼は2度2位に上がり、初優勝への夢を育てた。来月開幕するバンクーバー冬季五輪の出場資格も獲得した。

喉から手が出るほどほしかった初優勝は、31年前、父親のクリスチャンが優勝した大会で実現した。「スタースポーツ選手の息子という事実はいつも負担になっていた」と言うノイロイターは、「他の大会ではなく、まさにこの大会で初優勝を飾ったのは、私自身も信じられない。私の人生の最高の瞬間だ」とコメントした。

授賞式が終わった後、父親のクリスチャンは息子を抱きしめて涙を流した。母親のミッターマイヤーも一緒だった。彼らは、「親なら誰でも子どもがすごいことをやり遂げた時に幸せを感じるだろう。しかし、今日のような時が来るとは想像もできなかった」と言って、感激した。

韓国のスキー界にはまだ父子、母子選手はいないが、兄弟・兄妹選手はいる。アルペンスキー国家代表総監督のホ・スンウク(38)と幼少年代表チーム・コーチのホ・スンウン(37)は兄妹。スキー代表チームを率いてバンクーバー五輪を準備している李ギホン監督(33)と李ギヒョンコーチ(32)は兄弟だ。



kimsk@donga.com