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研究用原子炉、オランダ輸出に再挑戦

Posted January. 26, 2010 09:27,   

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韓国が昨年12月にヨルダンの研究用原子炉を初めて輸出したのに続き、今年下半期(7〜12月)にオランダに「研究用原子炉2号」を輸出する可能性が高まった。韓国原子力研究院の梁明承(ヤン・ミョンスン)院長は25日、オランダの研究用原子炉建設プロジェクトであるパラス(PALLAS)再入札への参加を積極的に検討している」と明らかにした。

パラスは80メガワット(MW)級研究用原子炉で、オランダは昨年6月、アルゼンチンのインバプ(INVAP)を優先交渉対象者に選定したあと、最終交渉を進めてきた。当時、韓国原子力研究院、韓国電力技術、斗山(トゥサン)重工業で構成される韓国コンソーシアムは、インバプに続いて2位につけて脱落した。

しかし、オランダの原子力研究所は、同日15日、梁院長に電子メールを送りインバプとの交渉を中止することを知らせてきた。

梁院長は、「オランダが下半期に国際入札を再び行うとみられる。わが国が設計や製作レベルなど技術で大変優秀であるという評価を受けただけに、受注の可能性が高まった」と話した。原子力研究院は、パラスの再入札に備えて、法律的な問題を検討しているとされる。

パラスの契約規模は約7000億ウォン。受注に成功すれば、韓国は研究用原子炉市場で1位のアルゼンチンを抜いて、新しい強国に浮上する見通しだ。韓国は、昨年12月、ヨルダンに2000億ウォン規模の研究用原子炉建設プロジェクトを受注した経緯がある。

一方、原子力研究院は早ければ今年5月、日本原子力研究開発機構で運営している日本材料試験炉(JMTR)に炉内調査試験設備(FTL)の輸出も進めている。FTLは核燃料の性能を確認する設備で、韓国の研究用原子炉「ハナロ」の中に入っている。FTLは昨年に完成した現在、試運転中で核燃料の性能確認設備のなかでは世界でも最も進んでいるものと評価される。契約金額は400億〜500億ウォン水準だ。



uneasy75@donga.com