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李東国、ゴール決められず…募る焦り

Posted January. 12, 2010 08:51,   

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9日、南アフリカ共和国ヨハネスブルグのランドスタジアム。競技場に入ってくる彼の表情は明るかった。韓国最高のFWは、自分であることをアピールしようとする意欲に満ちていた。しかし、前半、一度も決定的なシュートを放てなかった。ミッドフィールドを掌握されたため、最前方で孤立すると、何度もため息をついた。前半が終わり、競技場から出てくる彼の表情は暗かった。

「ライオン・キング」李東国(イ・ドングク、31、全北)の話だ。同日、ザンビアとの親善試合で、李東国はこれといった活躍を見せず、前半終了後、金信旭(キム・シンウク、蔚山)と交替になった。昨年、Kリーグで華やかな復帰を飾り、2年1ヵ月ぶりに太極マークをつけたが、以後、国家代表としてプレーした5試合では、まだゴールを決められずにいる。試合終了後、許丁茂(ホ・ジョンム)監督は、「ワールドカップ(W杯)本大会できちんとやってくれる選手が必要だ。特定の1人の選手だけを配慮するわけにはいかない」と話した。

李東国の不振は、心理的な負担からきている。02年韓日W杯でフーズ・ヒディンク監督に呼ばれなかったためだ。06年ドイツW杯ではディック・アドフォカート監督の厚い信頼を受けたが、負傷で足を引っ張った。もう古株に入る李東国にとって、10年南ア共W杯は最後のチャンスだ。だから、心理的な負担も倍となった。実際、李東国は今回の現地トレーニングで、「早くゴールを決めて、心理的なプレッシャーを取り除きたい」と話した。

監督の信頼を完全に取り付けられずにいることも、負担になっている。許監督は10日、ラステンバーグにある代表チームの宿舎で行われたメディアデーの行事で、「李東国、河太均(ハ・テギュン)、金信旭ら、ターゲット型FWのプレーに満足していない。彼らが満足できるほどの競技力を披露できなかったら、わざわざ本大会に連れていくようなことはしない」と話した。ターゲット型FWとは、体格・もみ合い・シューティングパワーが良く、ヘディングなど制空権を掌握できる能力に長けているストライカーのこと。Aマッチ75試合で、22ゴールを決めている李東国の立場では、自尊心が傷つけられる発言だ。彼は、「私のプレーに自分も満足していない。監督の立場を十分理解している」としながらも、「選手と指導者の間には、信頼が何より重要だ」という言葉で、婉曲に残念な気持ちを表現した。

もちろん、李東国にはまだまだチャンスがある。許監督は、朴主永(パク・ジュヨン、ASモナコ)、李根鎬(イ・グンホ、ジュビロ磐田)らとスタイルの違う「ターゲット型ストライカー」に目をつけている。組別リーグ第2戦の対戦相手のアルゼンチンは、平均身長が低く、李東国のような長身ストライカーの活躍の幅が大きくなり得る。コンディションもよくない。練習中、コーチングスタッフに「よくやった」と一番多く言われる選手が、李東国だ。結論はゴールだ。いつ初ゴールを決めるかによって、6月、李東国の南ア共行きが決まる。



niceshin@donga.com