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韓明淑元首相、収賄の疑いで逮捕

Posted December. 19, 2009 09:46,   

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ソウル中央地検特捜2部(権五成部長)は18日、元大韓通運社長の郭泳旭(クァク・ヨンウク)被告(69=逮捕起訴)から人事請託の見返りに5万ドルを受け取った容疑(特定犯罪加重処罰法上収賄)で韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相(65)を逮捕し、取り調べを行った。首相を務めた要人が検察に逮捕され、強制連行されたのは、韓元首相が初めて。

検察は同日午前、検事1人を含む捜査チーム5人をソウル麻浦区合井洞(マポク・ハプチョンドン)の盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団に送り、午後12時44分頃、逮捕状を提示して、財団事務所にいた韓元首相を車でソウル瑞草区(ソチョク)瑞草洞のソウル中央地検庁舎に連行した。韓元首相側は、検察の捜査チームが逮捕状を提示すると、弁護人が立ち会って逮捕状に記載された容疑や犯罪事実の要旨、逮捕理由などを確認し、逮捕に応じた。

韓元首相は、逮捕状執行の直前に記者会見を行い、「何度尋ねられても、私の返事は一様にやっていないことはやっていない。生きてきた人生をかけて誓う」と潔白を主張した。そして、「裁判所の判断を尊重し、(逮捕状を)堂々と受け入れる。公開の法廷で、私の真実を一つ一つ明らかにする」と述べた。

検察の逮捕状によると、韓元首相は、首相在任時の06年12月20日、ソウル鍾路区三清洞(チョンノク・サムチョンドン)の首相公館内の本館1階のレストランで、「大韓石炭公社の社長に任命されるよう力を貸してほしい」という請託を受け、その見返りに郭被告から2万ドルと3万ドルが入った2つの封筒を受け取った容疑を受けている。

検察は、韓元首相が同日午後1時30分頃、ソウル中央地検庁舎に到着すると、金周賢(キム・ジュヒョン)3次長がお茶を出し、「取り調べは避けられない」という点を説明した後、11階の取調室に移動して、権五成(クォン・オソン)特捜2部長が直接、韓元首相の取り調べを行った。検察は、韓元首相に郭被告から5万ドルを受け取ったのか、受け取ったならどのような名目なのか、などについて尋ねた。しかし、弁護人立会いのもと、韓元首相は黙秘権を行使した。検察は、韓元首相を来週中にも在宅起訴し、捜査を終結する可能性が高い。



jefflee@donga.com c@donga.com