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[社説]躍進する「チャイテク」、規制が足かせの「コリテク」

[社説]躍進する「チャイテク」、規制が足かせの「コリテク」

Posted December. 12, 2009 09:31,   

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04年に産業銀行が韓中日3国の技術競争力を調査した結果、韓国は中国より3.8年リードしていた。その年、中国に進出した韓国企業の88%は、「4年内に同種の中国企業との技術格差は消えるだろう」と予測した。国家科学技術委員会は、中国が先端企業の買収と誘致を通じて技術を確保するなら、韓国を追い越す日は早まると警告した。

5年前の予告が現実になり、韓国企業を追い抜いて世界水準の技術力を自負する中国企業が次から次へと登場している。自動車会社の比亞迪は、一度の充電で数百キロ走る電気自動車を世界のライバル企業の半分の価格で生産し、1万人以上の技術陣で世界1位を狙っている。昨年、全体売上額の75%を海外で上げた世界3位の通信設備製造会社の華為、「中国の三星(サムソン)電子」と呼ばれる海尔、中国最大の太陽光パネル製造会社の尚徳電力などは、それぞれ数千人、数万人にのぼる研究開発人材を有している。中国の07年の研究開発投資額は488億ドルで、韓国は昨年313億ドルだった。

一昨年に公開されたIBMコンサルティングの韓国報告書は、「1人当たりの国内総生産(GDP)2万ドルを目前にした韓国経済が、20年間GDPランク11位圏で停滞している」として、革新の失敗を原因に挙げた。先進国の後を追う模倣戦略では、基礎技術で武装した米国や日本を越えることができないという診断だった。そのうえ、2010年を目前にした今、韓国は先を行く国々に追いつくどころか、GDPのランクが昨年は15位に押し出され、中国に追われてあたふたしている状態だ。技術に対する行政規制もその原因の一つだ。

知識経済部が9日、国家競争力強化委員会への報告のために調査した結果、技術開発を妨げる各種規制が4463件にも上った。燃料電池を開発・生産する企業は、ガス安全公社とエネルギー管理公団から43種類もの重複検査を受ける。検査費だけで2600万ウォンもかかる。10大企業の場合、技術規制に対応するのに年間平均246億ウォンかかり、平均20ヵ月も所要する。18の政府省庁がこのような形でそれぞれ関連法を作り、企業の技術開発の意欲をそいでいる。技術開発を積極的に奨励しても中国の追撃をかわすことが難しい時に、企業の足を引っぱっているとは情けない。

技術規制は、電気、通信、ガスエネルギーのような専門分野と関連していたため、これまで解除や緩和が難しい点が多かった。知識経済部が、技術規制にも「日没制」を導入し、重複規制を果敢に廃止する案を作成したという。チャイテク(China-tech)は躍進し、コリテク(Korea-tech)は規制で足かせをはめられていては、韓国の未来は暗い。