「風の息子」梁容銀、９位タイで今季終了

「風の息子」梁容銀（ヤン・ヨンウン、３７＝テーラーメード、写真）が、華麗だった今季を終えた。

梁容銀は７日、米カリフォルニア州サウザンドオークスのシャーウッドＣＣ（パー７２）で閉幕したシェブロン・ワールド・チャレンジを最後に、今季の出場スケジュールを終了した。最終４ラウンドを首位タイでスタートし、フィナーレ優勝が期待されたが、インフルエンザの後遺症により、２打失い９位タイ（８アンダー、２８０打）で終えた。

梁容銀は、昨年の今頃と比較すると、目まぐるしいほど変化した。１年前の彼は、米プロゴルフ（ＰＧＡ）ツアーで、４６万１７２６ドル（約５億３３００万ウォン）の賞金で、賞金ランキング１５７位と、ツアーカードを失った。しかし、今季、条件付きカードで、出場した本田クラシックでの初優勝を収めた後、ＰＧＡチャンピオンシップでメジャーチャンピオンに輝き、昨年より８倍近い３４８万９５１６ドル（約４０億２７００万ウォン）の賞金を手にした。

梁容銀は、「今年はとても意味深い一年だった。シーズン終盤、体力が底をついたのが、残念だ。来年も１勝以上を上げたい」と語った。

昨年より、１ラウンド当り平均１打以上減らした梁容銀は、危機管理能力も向上し、バウンスバック（ボギー以下の悪い成績を出した後、次のホールでバーディ以上を記録すること）部門で２２．０８％（３７位）と、昨年の１５．３８％（１７７位）より大きく改善された。梁容銀は、国内の大型金融機関や家電メーカーと新しいメインスポンサー契約を協議中であり、来年１月４日に始まるシーズン開幕戦のハワイＳＢＳオープンから出場する計画だ。

一方、シェブロン・ワールド・チャレンジで、ジム・フューリック（米国）が通算１３アンダーの２７５で優勝し、カミロ・ビジェガス（コロンビア）は１３番ホール（パー５）で２６２ヤードを残し、３番ウッドで打った２番目のショットが、ホールに吸い込まれるアルバトロス（ダブル・イーグル）を奪い、稀に見る場面を演出した。

kjs0123@donga.com