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休日都心で銃撃戦、市民1000人余り詰め掛ける ドラマ「アイリス」

休日都心で銃撃戦、市民1000人余り詰め掛ける ドラマ「アイリス」

Posted November. 30, 2009 09:02,   

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「バンバンバン」(撮影現場での銃撃の音)

「わーすごい、臨場感溢れる」

29日、ソウル光化門(クァンファムン)広場の周辺で行われたKBS第2テレビのドラマ「アイリス」の撮影現場の周辺には、小雨が降る中でも1000人余りの市民が詰め掛け、役者らの一挙手一投足を見守った。ドラマの製作チームが、撮影現場とはかけ離れたところに、バリケードを設置したため、近くで役者の姿を見ることはできなかったが、たまに役者らを目にした時は、歓声が上がった。また、都心の真ん中で聞こえる銃声や爆音に驚きながらも、面白いという反応を示した。

同日の撮影シーンは、光化門に核爆弾を爆発させようとする北朝鮮のテロリストに立ち向かって、李ビョンホン(金ヒョンジュン)や、金ソヨン(金ソンファ)、金テヒ(チェ・スンヒ)がテロリストと対決する内容であり、大規模な銃撃戦や車両の爆破シーンが登場した。制作陣は、「用意してきた銃弾4000発をほとんど使った」と話した。撮影シーンは来月3日の第16回で放送される。

市民らは撮影シーンを撮るため、デジタルカメラや携帯電話などで役者らを撮るのに余念がなかった。アイリスを1回目から欠かさず見てきたという李ギウクさん(47)は、「長男から金テヒや李ビョンホン氏を見たいとねだられて来たが、人出が多く、撮影現場が離れていて、直接役者らを目にすることができなかったが、銃声も聞こえており、実際ドラマを見れば、より一層面白いだろう」と話した。

制作陣は、決まった時間内で撮影を終わらせるため、同日午前3時から撮影を準備し、撮影は午前7時から午後7時まで、12時間に渡って行われた。普通の撮影現場では1台のカメラで、さまざまな角度から何回も撮るが、同日はカメラが5台も動員された。出演陣は前日、ソウル麻浦区上岩洞(マポグ・サンアムドン)のソウル・ワールドカップ・スタジアムで、事前のリハーサルも行った。

「アイリス」の制作会社であるテウォン・エンターテインメントの金ソルメ・制作プロデューサーは、「雨が降ったが撮影を強行した。食事は団体でおにぎりやかまぼこ汁で済ませた」とし、「光化門広場周辺の世宗(セジョン)文化会館の世宗ホールで開かれた結婚式に支障を与えないよう、銃声は結婚式の時間帯を避けて出した」と話した。

同日の撮影により、午前7時から12時間、光化門から世宗路交差点方向の道路が統制され、反対車線を可変斜線として運営し、周辺の交通は激しい渋滞に巻き込まれた。ソウル地方警察庁・交通総合センターによると、ドラマの撮影が行われる間、世宗路交差点や光化門間の道路のみならず、周辺のバイパス道路まで平均速度が10キロの渋滞を示した。

一部の区間では歩道が統制され、光化門周辺を通る市民らは不便を強いられた。光化門前の横断歩道で道路を渡っていたアレキサンダー・ピグス氏(49、イタリア)は、警察が車両のみ通行させると、「横断歩道を渡るため、雨に打たれながら10分間も待たされた」とし、「ここで何をやっているのか分からないが、車よりは人が優先なのに、引き続き車だけ通らせ、人は足止めするなんて、とんでもない」と不満をぶちまけた。



firedy@donga.com chance@donga.com