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北、韓国の民間団体に食糧支援訴え

Posted November. 05, 2009 08:23,   

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北朝鮮が、北朝鮮への人道支援事業を行っている韓国の民間団体に、食糧不足を訴えて緊急支援を求めていることが明らかになった。しかし北朝鮮当局は、韓国が先月26日、トウモロコシ1万トンを支援するとした提案には、4日まで何の返事もしていない。

ある民間団体の関係者は4日、「北朝鮮労働党傘下の民族和解協議会(民和協)の関係者たちが最近、中国などで韓国側関係者たちに会って『食糧事情が悪いので、支援してもらえると助かる』と要請した」と伝えた。この関係者は、「北朝鮮が『トウモロコシ50〜100トンでも支援してほしい』として少量でもかまわないという態度だった」と加えた。

このため、一部の団体は、緊急支援に乗り出し、食糧支援などの問題を話し合うための民間人の訪朝も増えているという。ウリ民族助け合い運動は年末まで北朝鮮にトウモロコシ1万トン支援を目標に募金活動を展開している。この団体は、今年9月、トウモロコシ4200トンを渡したが、先月にも小麦粉とトウモロコシ200トンを支援した。グッドネイバース・インターナショナルも近くトウモロコシ50トンを支援する予定だ。

金順権(キム・スングォン)博士が運営する国際トウモロコシ財団は、来週中に中国丹東を通じてトウモロコシ133トンを北朝鮮に送る計画だ。チェ・ジョンフン財団課長は、「今年9月に訪朝したとき、北朝鮮側の民和協の関係者たちが『今年の作況が良くなくて食事事情が悪い』と懸念した。直接的な要請はなかったが、今年、肥料や農機械などを送れなかったために残った費用の一部で食糧を支援することにした」と話した。

ウリ民族助け合い運動のカン・ヨンシク事務総長は、「食糧支援にかかる費用は、ソウル市と京畿道(キョンギド)など地方自治体の寄付金と自主募金で当てている」と話した。しかし規模の小さい一部団体は、最近募金額が大幅に減り支援計画が立てられずにいるという。



kyle@donga.com zeitung@donga.com