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鄭雲燦氏の首相任命同意案可決、野党は反発し退場

鄭雲燦氏の首相任命同意案可決、野党は反発し退場

Posted September. 29, 2009 08:27,   

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次期首相に内定していた鄭雲燦(チョン・ウンチャン)候補の任命同意案が28日、野党の反発の中、国会で成立した。任命同意案の成立は李大統領が3日に首相候補を指名してから25日が経過した。

同日午後、国会本会議での採決は、在籍議員290人のうち177人が出席し、賛成164票、反対9票、棄権3票、無効1票で任命同意案を可決した。ハンナラ党は、党方針として「賛成」で採決に臨むことを決めた。しかし、野党の民主党、自由先進党、民主労働党は、「鄭候補は首相として不適格だ」とし、採決が始まると一斉に退場した。

同日の本会議の採決では、ハンナラ党所属の全在姫(チョン・ジェヒ)保健福祉部長官をはじめ、崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)知識経済部長官、朱豪英(チュ・ホヨン)特任長官、任太熙(イム・テヒ)労働部長官候補者も国会議員として採決に参加した。

鄭氏は、首相任命同意案が可決した後、ソウル鍾路区昌成洞(チョンノグ・チャンソンドン)の政府総合庁舎別館で記者団に対し、「かごかきの肩を思えという母親の最後の言葉を肝に銘じ、一生懸命に仕事に臨む」と述べた。鄭氏はまた、「大統領を補佐し、内閣の力を一つにまとめ、経済危機を一日でも早く克服し、庶民経済を活性化させ、国民統合の達成に向けて最善を尽くしたい」と話した。

同日、国会の採決に先立ち、民主党の姜雲太(カン・ウンテ)、崔宰誠(チェ・ジェソン)議員らは議事進行発言で鄭候補の民間企業顧問の兼職、金品収賄、兵役忌避、脱税疑惑などと共に、首相任命同意案の上程が与野党の合意なしに行われたことなどを挙げ、首相任命を反対した。反面、ハンナラ党の権鍫錫(クォン・ギョンソク)議員は、「ミスや勘違いはあったが、故意ではなかった」とかばった。

民主党の盧英敏(ノ・ヨンミン)、自由先進党の柳根粲(リュ・グンチャン)議員ら、忠清(チュンチョン)地域の野党議員約10人は、国会議長席周辺で世宗(セジョン)市計画原案の修正方針を示唆した鄭氏の首相承認を反対するという内容が書かれた紙を持ち、抗議デモを行った。民主党と先進党の忠清地域の議員約30人は同日、鄭候補を包括的な収賄や租税法違反の疑いで検察に告発した。

鄭氏は、世宗市問題について国会人事聴聞会で「国全体から見て、行政的な非効率があると思う」と述べただけに、今後、世宗市計画が自足都市機能を備える方向で修正されるかに注目が集まっている。

民主党と先進党は、秋夕(チュソク=旧暦の8月15日)連休後の来月5日から実施される国政監査で、鄭氏の道徳性問題に対して攻勢を続ける方針だ。野党陣営は、10月28日実施の再選挙・補欠選挙での主導権を狙って全面的な攻勢に出る姿勢を示しており、しばらく与野党間の対立が続きそうだ。



jin0619@donga.com pen@donga.com