Go to contents

鳩山首相「日本政府、歴史を直視する勇気がある」

鳩山首相「日本政府、歴史を直視する勇気がある」

Posted September. 25, 2009 07:54,   

한국어

米ニューヨークを訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領は23日午後(現地時間)、日本の鳩山由紀夫首相と初めての首脳会談を行なった。

両首脳は、35分間の会談で、韓日の過去の歴史に対する基本認識を共有し、北朝鮮の核問題に対しては「最高の相性」を予告した。

●歴史認識の共有

両首脳の最初の話題は新たな韓日関係だった。

李大統領は、「両国が信頼し合い、近くて近い新たな関係を構築したい」と切り出し、鳩山首相は、「民主党新政権は歴史をしっかり見つめる勇気をもっている。建設的で未来志向の(韓日)関係を発展させたい」と応じたと、李東官(イ・ドングァン)大統領広報首席秘書官が伝えた。さらに、鳩山首相は、「韓日両国は切っても切れない関係であり、両国の問題だけでなく世界とアジアの問題など様々な課題に互いに協力していきたい」と述べたという。

特に、鳩山首相の「歴史直視」の言及は、過去の歴史清算に対する前向きな姿勢を明らかにしたものと解釈でき、どのような措置を出すのかが注目される。韓国政府は、天皇の訪韓が過去の歴史に対する根源的で象徴的な処方になり得るという判断だ。さらに、来年は日本による韓国併合100年になる象徴的な年でもある。鳩山首相の志向性から見て、天皇の訪韓に積極的に乗り出せるという観測と、日本国内の保守的な世論が複雑に絡み合っているため容易ではないという展望が交差する。政府関係者は、「次回の首脳会談で、鳩山首相が侵略戦争と植民地支配に対して謝罪した『村山談話』を越えるレベルの態度を示す可能性もある」と話した。

●隙のない北朝鮮核問題に対する協力を確認

鳩山首相は、北朝鮮の核問題に対して積極的な発言をした。鳩山首相は、「韓半島の非核化がアジアの非核化はもとより、多少時間がかかっても世界全体が核のない世の中をつくる出発点になるよう努力したい。北朝鮮の核開発と長距離ミサイルの開発に対して、隣国として脅威を感じざるを得ない。そのため、いかなることがあっても、阻止しなければならない」と述べた。また、「対話による問題解決が望ましいが、必要なら国際協力による制裁と圧迫も避けられない」と強調した。

李大統領は、「日本が、世界一の経済力を持ちながらも核を保有していないため、全世界に非核化を主張する資格がある。今、北朝鮮が融和政策を使っているのも、国際社会が協力して制裁をしているためだ。(しかし)抜本的にまだ核を放棄する兆しは見られない」と指摘した。

李大統領は、「6者協議の関係国の強力な結束が必要だ」と強調し、鳩山首相も共感を示した。鳩山首相が、「近い時期に米朝対話があるというが、6者協議の再開につながることを強く期待する」と述べると、李大統領も、「北朝鮮を6者協議に復帰させ、核を放棄させることに役立つなら、2国間協議に反対しない」という態度を明らかにした。

会談の最後に李大統領は、鳩山首相の夫人が東京で開かれた「韓日ハンマダン」で祝辞を述べたことについて言及し、鳩山首相は、「韓国では妻が私よりも人気があるという話を聞いた」と言うなど、終始和やかなムードだったと李首席秘書官は伝えた。



yongari@donga.com