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鄭雲燦首相候補の人事聴聞会、世宗市問題が最大の焦点に

鄭雲燦首相候補の人事聴聞会、世宗市問題が最大の焦点に

Posted September. 21, 2009 08:49,   

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21、22日に開かれる鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相候補に対する国会人事聴聞会で、世宗(セジョン)市事業の推進問題が最大の争点になる見通しだ。

鄭氏は、首相指名を受けた直後、世宗市問題について「原点に戻すことは難しいだろうが、原案より修正案で進めるのがいいのではないか」と述べ、修正方針を示唆した。また、18日に国会に提出した書面による答弁書でも、「行政の非効率など問題があると考える」として、世宗市計画の原案を修正する考えを曲げなかった。

これに対して、野党民主党と自由先進党は、「このような鄭候補の相次ぐ発言は、李明博(イ・ミョンバク)大統領が忠清(チュンチョン)圏出身の鄭候補を立てて、世宗市計画の変更を目論んでいることを示している」とし、人事聴聞会で徹底的に追及する姿勢を明確にした。いっぽう、与党ハンナラ党は、「野党が鄭候補の発言を拡大解釈し、政略的に悪用してはならない」とし、世宗市問題が政治攻防の材料になる可能性を断ち切ることに力を入れた。

民主党と自由先進党は、聴聞会で、鄭氏の答弁を聞いた後、世宗市問題と首相承認を結びつける方針であり、人事聴聞会を機に、鄭氏と野党間の攻防は避けられそうにない。

世宗市問題のほかに、鄭氏の偽装転入、兵役逃れ、脱税などの疑惑も取り上げられそうだ。民主党は、不動産政策や減税、主要4河川事業などについて、鄭氏がこれまで李明博政府の政策に批判的な発言をしてきたことに注目し、「首相になるために所信を変えた」ことを追及する方針だ。

また、鄭氏が「高齢(31歳)」を理由に兵役の免除を受けた疑惑も争点だ。野党は、鄭氏の夫人が88年に居住地を京畿道抱川(キョンギド、ポチョン)に移し、2ヵ月後に再び元の住所であるソウル瑞草区方背洞(ソチョク、パンベドン)に移転した偽装転入の疑惑や、鄭氏がマンション売買で実取引価額よりも低い価格で契約書を交わす、いわゆる「ダウン契約書」を作成して数千万ウォンを脱税したという疑惑も取り上げる方針だ。このほか、昨年の総合所得税申告で、ソウル市江南区駅三洞(カンナムク、ヨクサムドン)のオフィステルの賃貸収入を申告しなかった疑惑なども提起されるもようだ。



kimkihy@donga.com