日本で54年ぶりに「自民党天下」の幕を閉じたことについて、政界は一斉に歓迎の声を上げた。しかし、与野党の見方は異なる。政府与党は、韓日関係の変化に期待を示したことに対し、野党は政権交代に意味を示した。
李明博(イ・ミョンバク)大統領は31日、鳩山由紀夫・日本民主党代表に祝電を送り、「日本が持続的な発展を成し遂げるだけでなく、国際社会の平和と共同繁栄に更なる貢献を果たすことを確信している」とし、「韓日関係が揺らぐことなく、良きパートナー関係への発展に向け、緊密に協力していくことを望む」と明らかにした。
ハンナラ党の尹相現(ユン・サンヒョン)スポークスマンは論評で、「韓日両国も不信を吹き飛ばし、強固な信頼関係を築き、『成熟した未来志向のパートナー関係』へ発展することを願ってやまない」と述べた。
反面、民主党の丁世均(チョン・セギュン)代表は、最高委員会議で、「遠くない将来、韓国でも同じようなことが起きることを予感する」とし、来年6月の地方選挙で、野党である民主党勝利を期待した。盧英敏(ノ・ヨンミン)報道官は、「古臭い保守政治の理念的な既得権に拘った結果、変化と改革を望む国民から審判を受けた日本の政権交替を他山の石にしなければならない」と論評した。
自由先進党の朴宣映(パク・ソンヨン)スポークスマンは論評を発表し、「(日本の自民党が)時代の変化を拒否した当然の結果であり、我々にも教訓になる」とコメントした。
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