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「ビリの反乱」を叫ぶ石炭工の涙

Posted July. 21, 2009 07:50,   

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「ビリの反乱を見てほしい」

昨年8月、大韓石炭公社の趙𨛗一(チョ・グァンイル)社長の就任の一声は、意欲に満ちていた。江原道(カンウォンド)政務副市長を務め、公企業の社長に就任した彼は、政府の公共機関評価で万年最下位圏にとどまっていた石炭公社を変えると意気込んでいた。

現実は容易ではなかった。初対面で、幹部まで「希望がない」と言った。「赤字脱出案を模索せよ」という指示に、「現実的に不可能だ」と言う答えだけが帰ってきた。

労組問題も簡単ではなかった。趙社長が、「原則を守る厳しい経営をする」と言うと、労組側は、「本当に原則どおり一度やってみましょうか」といって何気に圧力をかけてきた。趙社長は当時、労組が「順法闘争」で脅しをかけるような感じを受けたと話した。ムードを変える必要があった。趙社長は毎週月曜日、全社員に「希望の手紙」を書いた。経営革新プログラムを作成して100日単位で点検し、全国の採炭現場も漏らさず回った。

しかし、政府が先月発表した「2008年公共機関経営評価」の結果は惨憺たるものだった。石炭公社は、下から2番目のレベルDを受けた。趙社長も機関長評価で、退出を意味する解任建議は免れたものの、「警告」措置を受けた。後進的な労使関係のため、減点が多かった。

17日に会った趙社長は、意外に自信に満ちていた。「身についた旧来の慣行を捨てて、過去に作成された労組との裏面契約を改めることが、1日でできますか。『ビリの反乱』は依然として現在進行形です」。

政府が昨年8月11月に公共機関先進化計画を発表して、約1年が経過した。石炭公社のケースで見られるように、「慣行との別離」を意味する改革は容易ではない。専門家23人がつけた先進化政策の成績表も甘くはない。



lovesong@donga.com