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「工場を要塞化、武器も作っている」双龍車社が工場内部の空撮写真公開

「工場を要塞化、武器も作っている」双龍車社が工場内部の空撮写真公開

Posted July. 13, 2009 08:25,   

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双龍(サンヨン)自動車は、これまで公表されたなかった京畿平澤市七槐洞(キョンギ・ピョンテクシ・チルゲドン)の平澤工場の内部を撮影した航空写真20枚あまりを12日、公開した。この写真は1日、双龍車側が工場内に立て込んでいる組合員らに対してPRチラシを撒くため、ヘリを飛ばした際、ヘリの中で撮影したものである。双龍車労組は、会社側によるリストラに反発して、5月22日から平澤工場を占拠している。

会社側は、「労組が工場を要塞化してから、公権力の投入に備えてさまざまな武器を作っている」と主張した。同写真をみれば、主要建物の屋上の至どころには、道路と面したところに沿って、タイヤ・ホイールが置かれている。警察が進入すれば、屋上から落とすためのものだというの会社側の主張である。タイヤ・ホイールと並んで置かれている四角い物体は、ぱちんこの「玉」として使われるボルトを入れた箱だと説明した。フォークリフトには液化石油ガス(LPG)ボンベが二つ乗せられており、さらにパイプがついている様子も見られる。会社側は、同パイプの先端に火をつければ、炎が噴射される「火炎放射器のフォークリフト」に化すと主張した。

工場内の主要道路には、タイヤがいたるところに積まれている様子も見られる。これに対して、会社側は、「警察が進入する際、離れたところからタイヤに向かって火炎瓶を投げて燃やすためのものだ」と主張した。また、会社側は、一部のタイヤにはブータンガスのボンベがついており、このようなタイヤは燃える途中、爆弾のように爆発すると語った。道路には、「お前らが死んでこそ我々は生きることができる」、「お前らも死ぬぞ」などの文が書かれている様子も目に付いた。しかし、双龍車労組はこのような会社側の主張に対して、「コメント無し」と答えた。

一方、京畿道地方警察庁は11日、平澤工場の正門など4つの出入り口を確保し、警察を配置して外部者の出入りを統制した。この過程で正門の内側にいた双龍車の組合員2人が警察に逮捕されたものの、普段、出入り口を守っていた組合員らは全て撤退し、大した衝突はなかった。

警察は12日も、4つの出入り門の内側にネットを張り、警察100人あまりずつを配置した。今後、警察は労組によって占拠されている塗装工場を除いた双龍車の全ての工場を次々と確保した後、塗装工場を封鎖し、強制解散に乗り出す計画だ。

警察側は、「組合員らを強制的に解散させる時に備えて、出入り門を確保した」とし、「塗装工場には大量の引火物質があり、直ちに進入することは難しい」と明らかにした。双龍車労組側は、「公権力の投入によって第2の龍山(ヨンサン)惨事を起こす気なら、そうすればよい」とし、「全ての責任は会社側と政府にあることを肝に銘ずるべきだ。死を決して戦うつもりだ」と明らかにした。



tesomiom@donga.com bibulus@donga.com