ソウル都心での集会のたびに道路を占拠し、暴力行為をする常習的な暴力デモ参加者は4人のうち1人の割合で無職であることが分かった。
15日、ソウル地方警察庁・特別捜査本部によると、常習的デモ行為の容疑で取調べを受けた131人の職業は、△無職=32人(24.4%)、△大学生=15人(11.4%)、△会社員=13人(9.9%)、△日雇い労働者=6人(4.5%)、△自営業者=6人(4.5%)、△社会団体所属=6人(4.5%)、△高校生=5人(3.8%)だった。48人(36.6%)は、自身の職業についての供述を拒んだ。
また、年齢別には、△40代=37人(28.2%)、△20代=35人(26.7%)、△30代=33人(25.1%)、△50代=14人(10.6%)、△10代=9人(6.8%)、△60代以上=3人(2.2%)の順だった。
今年3月7日、ソウル東大門(トンデムン)駅周辺で、「龍山(ヨンサン)立ち退き住民惨事事件」の追悼集会を終えて移動中だったデモ隊が、警察官に集団暴行を加えたうえ、警察官のクレジットカードを強奪する事件が起きた。これを機にソウル地方警察庁は、特別捜査本部を設置し、「常習的なデモ参加者」への捜査に乗り出した。警察は15日現在、131人を逮捕し、11人を拘束、106人は在宅起訴、14人を指名手配した。
警察の捜査で、デモ常習犯はデモ集会現場で出会い、インターネットのポータル・サイト、ダウムの書き込み掲示板「アゴラ」など様々なコミュニティなどを通じて小規模の会合を運営しながら、集会情報を共有して活動をしきたことが明らかになった。集会では群れを成して行動しながら、道路を占拠し、デモを行ってきた。これを阻止する警察官らに暴行を加えた後、足早に逃げるゲリラ戦術で都心の機能を麻痺させてきた。
警察は、彼らの多くが3月7日の警察官暴行事件、5月1日のハイ・ソウル・フェスティバル開会式会場への乱入に関与しているとみて、捜査を進めている。警察の関係者は、「証拠を採取してデモで暴力行為をした者の身元確認した結果、デモのたびに現れる常習的なデモ隊員がいた」とし、「これらを『集会及びデモに関する法律』の違反容疑で逮捕し、過去に他のデモでも暴力行為をしたかどうか調べている」と話した。
警察関係者は、「昨年、米国産牛肉輸入反対ろうそくデモを主導したのが、進歩性向の複数団体だったなら、その後のデモは、インターネットを中心に結成された常習的なデモ隊員たちが主導しているのが特徴だ」と語った。
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