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給料通帳、証券会社に変えてみようか?

Posted June. 01, 2009 08:03,   

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「給料の入る通帳を変えてみようか」

1日から給料が振り込まれる通帳の取替えを巡り、サラリーマンの幸せな悩みが始まる。証券会社各社は綜合資産管理口座(CMA)の高金利に加え、CMAでカードの代金を直接決済できる「CMAクレジッド・カード」を今月出すことにしたためである。各証券会社は7月ごろ、小口支給決済サービスまで提供する計画であり、銀行圏の短期受信資金がCMAのほうに一挙に殺到するだろう観測も出ている。

●CMAの華麗な変身

これまでCMAは、休みの日は入出金ができない上、該当証券会社と提携していないカード会社や保険会社のほうには送金ができなかった。また、CMAチェック・カードは、口座に残高が残っていてこそ決済が可能であり、分割払いの取引はできなかった。

しかし、今回新たに登場するCMAクレジッド・カードは、口座に残高が足りなくても買い物ができ、分割払いの取引も可能となる。7月、小口支給決済が始まれば、CMA口座を通じて、△株式投資や△自動振込み、△送金、△現金自動預け払い機(ATM)における随時の入出金のようなサービスを、制限なく利用することができ、取引時間の制約もなくなる。銀行口座で行ってきた全ての取引がCMAで可能になる。

各証券会社はマーケティングに全力を上げている。事実、CMA自体は証券会社の収益に大きく役立つことはないが、口座に入ってきた資金を利用して、ファンドや株価連携証券(ELS)など、ほかの商品を販売すれば効果を最大化することができる。

シンヨン証券の朴ウンジュン研究員は、「CMAにクレジット・カードや支給決済機能が加わることになれば、中長期的には銀行圏の短期受信中20兆ウォン程度は証券会社に移る可能性がある」と語った。

●自分の給料をどこに預けようか

各証券会社は、高金利やさまざまな付加サービスを持って、投資家を誘惑しており、各銀行は安定性や貸付金利の優遇を武器に、客をつかんでいる。

CMAの現在の金利は年平均2.5%台で、銀行の随時入出金式の預金より高い。各証券会社は、「1日だけ預けても利息を払う」というメリットを強調している。ハナ大投(デトゥ)証券は、最近販売したCMA「サプライズ」の加入者に300万ウォンを限度に年4.1%まで利息を払うことにした。

ファンドやELSなど、証券会社が販売する投資商品に加入するためにも、CMAは便利だ。「投資のハブ口座」となる。

一部の証券会社では、自社のCMAを通じて、積立式ファンドなどの投資商品に加入した投資家には振込みや預金引き出しの手数料を免除し、投資情報を無料で提供するなど、さまざまな付加サービスも用意している。一方、5000万ウォンまで預金者保護となる綜合金融会社型CMAを除いたほかのCMAは、最悪の場合、元本割れするデメリットがある。

銀行の最大の武器は、貸出との連携性である。新韓(シンハン)銀行・商品開発部のク・ヒョンス課長は、「入社早々証券会社のCMAに加入した顧客らも結婚や引越しなどのために融資を受けることになれば、取引実績を高めるため、銀行口座へと移す傾向を示している」と話した。各銀行が給料の振込みを行った客には、貸付金利を下げたり、限度を増やしているためだ。

希望財務設計のソン・スンヨン・コンサルティング・チーム長は、「銀行の口座を利用しても、信用度が良くなかったり、地道に取引をしなかったりすれば、貸出金利の優遇は受けづらい」とし、「100ウォンでもより多くの恩恵を受けられるところと取引したほうが良い」と語った。



baltika7@donga.com