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日本自民党、選挙前に分裂か

Posted February. 14, 2009 06:00,   

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小泉純一郎元首相が、麻生太郎首相を厳しく批判し、日本の政権与党である自民党が混沌の中に落ち込んでいる。

小泉元首相は12日、「郵政民営化を堅持し推進する集い」で、最近の麻生首相の郵政民営化をめぐる発言について、「怒るというよりも、笑っちゃうぐらい、ただただあきれている」とし、「首相の発言に信頼がなければ、選挙は戦えない」と批判した。

小泉元首相が命運をかけて推進した郵政民営化政策に対して、麻生首相が最近、「私は実は反対の立場だった」と言うなど、批判的な発言をしたことが、小泉元首相の気にさわったのだ。麻生首相が後に、「後になって賛成した」と一足後退したものの、小泉元首相としては自分のアイデンティティに触れたことで、直撃弾を飛ばしたのだ。

党への影響力と国民的人気のある小泉元首相が背を向けたことで、麻生首相は窮地に追い込まれた。ただでさえ10%台の支持率で苦戦している麻生首相としては、「反麻生」陣営に攻撃の口実を与える恐れがあるためだ。選挙を控えて、自民党が激しい内紛に突き進むかもしれない状況だ。

何よりも、麻生首相に痛烈だったのは、支持率を高めるために国民1人当たり1万2000円ずつ総2兆円の現金を支給する定額給付金に対して、小泉元首相が否定的な言及をしたことだ。小泉元首相は、「(定額給付金関連法案が)衆議院で必ず成立させなければならないような法案とは思っていない」と述べた。

民主党が掌握する参議院で関連法案が否決されることは、明らかな状況だ。参議院で否決される場合、衆議院で再び3分の2の賛成で再可決すると、法案が成立する。現在の議席構図では、自民党で最小16人が反対すると、法案処理が不可能だ。

定額給付金の推進が挫折すれば、麻生首相が職位を維持することは難しいというのが大方の見方だ。

問題は、党内のいわゆる「小泉チルドレン」の動向だ。05年の衆議院選挙で、小泉元首相から公認を受けて当選した当選1回議員を含め、親小泉議員が「麻生おろし」に本格的に立ち上がった場合、麻生首相には致命打になる。

しかし、小泉元首相がすでに、「次の選挙で政界を引退する」として、選挙地盤を息子に譲り渡したうえ、次期選挙の公認権は麻生首相が握っており、「反麻生」陣営の身動きが制限的だという観測もある。

ひとまず、自民党は結束を固める様子だ。麻生首相は13日の閣議の後、「郵政民営化の方針に意見の相違はない」と述べたと、河村建夫官房長官が伝えた。河村長官は、「本当に殺すつもりで殴る親はいない」と言って、小泉元首相の愛党心に訴えたりもした。

自民党の内紛の様相は、14〜20日にロシアを訪問する小泉元首相が帰国した後、どのような見解を示すかによって、拡散と縫合の岐路に立たされるもようだ。



jkmas@donga.com