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日本、「不況のマーケティングは引き算だ」

日本、「不況のマーケティングは引き算だ」

Posted February. 10, 2009 09:23,   

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▲「携帯端末は電話をかけるのみ」〓「日経ビジネス」の最新号によると、昨年、携帯電話市場で業界3位のソフトバンク・モバイルは、一際目立った成長を示した。全体市場で新規加入者530万人のうち、ソフトバンク・モバイルは約239万人を占めた。

最高の立役者は、100万台以上売れた「シンプルな携帯電話」。最近の携帯電話は、インターネットやテレビ、携帯用音楽プレイヤー、デジタルカメラ、電子決済機能まで搭載されている。だが、電話と電子メール以外、全ての機能を思い切ってカットした。

会社側は、「顧客層を分析した結果、高齢者層はもとより、若者層など全ての世代からくまなく支持を受けている」とし、「若者層においても単純な機能を好む人が多かった」と明らかにした。

▲シンプルなフィットネス・クラブが人気〓女性専用のフィットネス・クラブ「カーブス」は、全国700のチェーン店に会員が21万人を超える好調を示している。昨年も会員が20%以上も増えた。

フィットネス・クラブには、シャワー施設やプールは勿論、運動中、自分の姿を映す鏡すらない。ただ、一つの空間に10種類のトレーニングマシーンがあるだけ。

1ヵ月の利用料は、5000〜6000円台。通常のフィットネス・クラブに比べ格安。会員の70%が、口コミで加入した40〜60代主婦で、気軽に立ち寄り、30分ぐらいトレーニングをして帰る。

狭いスペースに数台のトレーニングマシーンがあれば十分なことから、主婦らの行動範囲を中心に、新規チェーン店も相次いでオープンしている。

▲「280円均一価格」で大ヒットした焼き鳥チェーン店〓外食業界にも不況の風が吹き荒れている中、大阪に本社を置く「イタナル・サービス」が運営する居酒屋チェーン店「鳥貴族」が大ヒットし、話題となっている。全ての肴やアルコール類を280円均一価格で、提供し、大成功を収めている。この3年間、毎年30店舗ずつチェーン店を増やし、今年1月には全国128店舗へと拡大した。

さまざまな焼き鳥が2本=280円。サラダや食事、ビールもすべて280円。アルコール類は、コンビニで買うより安く、焼き鳥は1本60グラムの「贅沢な量」が自慢だ。

会社側では、280円にあわせるため、コスト削減を行う一方、顧客数の増加も同時に狙っている。多くの焼き鳥屋では、80〜90種類のメニューを用意するが、これを55品目へと減らした。メニューが多ければ調理が複雑になり、時間がかかるため、客の回転率が下がるからだ。回転率を上げるため、味の良い炭火焼も諦めた。電気グリルを使えば、焼く時間が半分に減るためだ。このため、鳥貴族の回転率は2.5回で、ほかの会社の2倍に上る。

賃貸料を下げるため、チェーン店は土地の安い郊外の2階など、常連だけが訪れる場所に位置している。



sya@donga.com