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容疑者のトラックから女性の髪の毛 軍浦女子大生殺害事件

容疑者のトラックから女性の髪の毛 軍浦女子大生殺害事件

Posted January. 29, 2009 07:03,   

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カン容疑者は、火災発生5日前の05年10月25日に、4番目の妻と婚姻届を出していた事実が確認された。カン容疑者と死亡した妻は、02年から同棲していた。

カン容疑者と妻は、婚姻届を出す直前の10月17日と24日に保険会社に行き、妻の名前で、総合保険とドライバー傷害保険に加入した。別の保険2件は、1、2年前に加入していた。

このほかにもカン容疑者は、自分のトラックと商店から発生した火災で、2度にわたって7000万ウォンの保険金を受け取るなど、火災による保険金を相次いで受けていた。

警察は、4番目の妻と、その妻の母親が死亡した火災が、保険金目当ての放火である可能性が高いと見て、火災原因などを究明するために全面再捜査に着手した。

▲余罪を捜査〓京畿道水原市勧善区堂樹洞(キョンギド・スウォンシ・クォンソング・タンスドン)にあるカン容疑者の畜舎で使用されていたトラックから、女性のものと見られる15〜20センチの長さの髪の毛3本と包丁が発見された。

これに先立ち、警察は、カン容疑者の検挙直後、畜舎そばの住宅から、今回の犯行に使われたつるはしとトーチ(着火道具)を発見している。

警察は28日、住宅での鑑識捜査を行ない、ラーメン、洋服など約20点の物証を確保し、分析に入った。

100平方メートルの大きさの住宅は、築約20年以上が経過し、廃墟同然の状態だった。住宅内には、工具や家電製品が転がり、容疑者は1週間に2、3度、自動車に乗って来ていたという。

村の住民の金某さん(70)は、「畜舎の規模のわりに高級自動車に乗っている点が、おかしいと思った。何度か聞いてみたが、カン容疑者は答えなかった」と話した。

この畜舎と住宅は、京畿道西南部の連続行方不明事件のうち、07年1月に女子大生のヨン某さんが行方不明になった水原市金谷洞(クムゴクトン)と約1.5キロしか離れていない。

▲証拠隠滅の疑惑〓警察は、カン容疑者が警察に検挙される直前、自分のコンピューターのハードディスクをリカバリーするなど、数回にわたってコンピューターのデータを削除した事実を確認した。コンピューターシステムの時間を人為的に変えていたことも明らかになった。

警察は、カン容疑者が故意にコンピューターの情報を削除するなど、意図的に犯行に関連する記録を隠蔽しようとした可能性が高いと見て、捜査している。

警察関係者は、「コンピューターを分析した結果、わいせつな内容物はあったが、利用した時間帯が主に子どもたちがいる時で、カン容疑者は見ていなかったと思われる」と話した。

▲カン容疑者の兄が「国民に謝罪」〓カン容疑者の兄(45)は28日午後、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「遺族と国民に申し訳ないとしか、申し上げる言葉はない」と言って、謝罪の意思を伝えた。

カン容疑者の兄は、「今からでも、遺族の所に行って謝罪したい。弟が犯した罪に対しては、償わなければならない。死刑の判決が下されても仕方がない」と話した。

そして、「弟があんなことをしたとは、まったく気づかなかった。若いのに家庭も築かず、何度も離婚して、心がすさんでいたようだ」と付け加えた。

被害者Aさん(21)の葬儀は、同日午前、軍浦市(グンポシ)の円光(ウォングァン)大学サンボン病院の葬儀場で、遺族や友人など約50人が参列する中、行なわれた。



starsky@donga.com zozo@donga.com